2019-01-01から1年間の記事一覧

安濃豊氏の動画を毎日観る

わたしは日大病院から退院後(2016年2月末)、三年半にわたって安濃豊氏の動画を毎日観続けてきた。神経痛のため一日の大半を横になって過ごしている。執筆時以外は読書と動画を観ているが、必ず見るのが安濃豊氏の動画である。配信されていないと体の具合が悪…

文学の交差点(連載24)■瀬戸内寂聴の小説『藤壷』をめぐって

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載23)■『源氏物語』における描かれざる重要場面  ――光源氏における〈アレ〉とロジオンの〈アレ〉――

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載22)■〈不義密通〉を手引きした王命婦の弱さ、したたかさ

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載21)■藤壷と光源氏のその後 ■王命婦と光源氏の契り

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載20)■王命婦と女房たち

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載19)■王命婦と『オイディプス王』  ――光源氏、藤壷、王命婦の〈裏切り〉劇の内実――

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載18)■王命婦を口説き落とした光源氏の〈力〉(美と光)

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載17)■最初の不義密通をめぐって

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載16)■王命婦と光源氏

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載15)■光源氏と藤壷の関係をめぐって

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載14)『罪と罰』におけるテキストの迷宮 ――ロジオンの母親プリヘーリヤの亡き夫の友人ワフルーシンの名前表記〈ワシーリイ〉と〈アファナーシイ〉をめぐって――

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載13)■プリヘーリヤの〈事の真相〉をめぐって

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載12)■〈算盤〉をはじいて生きていた人々とソーニャ

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載11) ■〈おしゃべり〉から〈行動〉へ  ――ロジオンが目指した〈アレ〉の秘密――  

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載10)■未亡人カチェリーナの〈踏み越え〉とソーニャ ■息子ロージャのために身売りする母と妹ドゥーニャ

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載9) ■『罪と罰』、その描かれざる性的場面  ――ソーニャとブリヘーリヤの描かれざる〈踏み越え〉――

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載8) 『源氏物語』を読むには想像力が不可欠 ――闇の豊饒――  

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載7)  王命婦と女中ナスターシャ 『源氏物語』の人物関係

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載6) 王命婦と女中ナスターシャ

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載5) 『源氏物語』が面白い ドストエフスキーと言えば『罪と罰』

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載4) 『好色一代男』をめぐる雑談

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載3)ドストエフスキー文学の形而下学 『罪と罰』――描かれざる性愛場面

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載2)  西鶴とドストエフスキー

「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横無尽に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」で行…

文学の交差点(連載1) 浅沼璞『西鶴という俳人』を読む 

本日より「文学の交差点」と題して、井原西鶴、ドストエフスキー、紫式部の作品を縦横に語り続けようと思っている。 最初、「源氏物語で読むドストエフスキー」または「ドストエフスキー文学の形而下学」と名付けようと思ったが、とりあえず「文学の交差点」…

「マンガ論」は先週から手塚治虫のマンガ版『罪と罰』と原作『罪と罰』の講義に入った。

近況報告 「マンガ論」は先週から手塚治虫のマンガ版『罪と罰』と原作『罪と罰』の講義に入った。タイトルの『罪と罰』は内田魯庵が明治25年に刊行した本以来変わっていない。 なぜ手塚治虫はドストエフスキーの『罪と罰』をマンガ化したのか。その理由を探…

清水正 動物で読み解く『罪と罰』の深層■〈めす馬〉(кляча.кобыла.саврас.лошадь) 連載10

「池田大作の『人間革命』を語る──ドストエフスキー文学との関連において──」 動画「清水正チャンネル」で観ることができます。 https://www.youtube.com/watch?v=bKlpsJTBPhc 清水正の著作はアマゾンまたはヤフオクhttps://auctions.yahoo.co.jp/seller/msx…

清水正 動物で読み解く『罪と罰』の深層■〈めす馬〉(кляча.кобыла.саврас.лошадь) 連載9

「池田大作の『人間革命』を語る──ドストエフスキー文学との関連において──」 動画「清水正チャンネル」で観ることができます。 https://www.youtube.com/watch?v=bKlpsJTBPhc 清水正の著作はアマゾンまたはヤフオクhttps://auctions.yahoo.co.jp/seller/msx…

清水正 動物で読み解く『罪と罰』の深層■〈めす馬〉(кляча.кобыла.саврас.лошадь) 連載8

「池田大作の『人間革命』を語る──ドストエフスキー文学との関連において──」 動画「清水正チャンネル」で観ることができます。 https://www.youtube.com/watch?v=bKlpsJTBPhc 清水正の著作はアマゾンまたはヤフオクhttps://auctions.yahoo.co.jp/seller/msx…

清水正 動物で読み解く『罪と罰』の深層■〈めす馬〉(кляча.кобыла.саврас.лошадь) 連載7

「池田大作の『人間革命』を語る──ドストエフスキー文学との関連において──」 動画「清水正チャンネル」で観ることができます。 https://www.youtube.com/watch?v=bKlpsJTBPhc 清水正の著作はアマゾンまたはヤフオクhttps://auctions.yahoo.co.jp/seller/msx…