鷹尾俊一

鷹尾俊一氏の『横たわる像』を見る

←「人気ブログランキング」に参加しています。応援のクリックをお願いします。 鷹尾俊一の彫刻『横たわる像』に関しては「文芸批評論」「雑誌研究」で各二回ほど講義した。伊藤景さんはわたしの授業のタスをしており、この講座のビデオ撮影を担当している。…

鷹尾俊一の彫刻──「横たわる像」をめぐる超想(4)──鷹尾俊一の『ピエタ』へ向けて

鷹尾俊一の彫刻 ──「横たわる像」をめぐる超想(4)──清水正 鷹尾俊一の『ピエタ』へ向けて 小山田二郎の『ピエタから 今年2014年は小山田二郎の生誕百年にあたる。小山田二郎と言えば『ピエタ』である。わたしは1978年1月、多磨霊園裏の小山田家のアトリエ…

鷹尾俊一彫刻展を観て 姿の崩壊と誕生〜さまよう人の像

鷹尾俊一彫刻展を観て 姿の崩壊と誕生〜さまよう人の像 山添南海子 芸術学研究科博士後期課程在学 撮影・清水正(2014-11-22)日芸江古田校舎アートギャラリーにて。 撮影・清水正(2014-11-12)日芸江古田校舎アートギャラリーにて。 人が崩れていく、かつてら…

鷹尾俊一氏の彫刻にふれて

鷹尾俊一氏の彫刻にふれて 入倉 直幹 芸術学研究科博士前期課程文芸学専攻一年 鷹尾俊一氏の個展の中で、私の心を強く打ったのはアートギャラリーの中央に位置していた、立っている人間の彫刻である。作品のタイトルは「像」。誰もいないアートギャラリーは…

鷹尾俊一の彫刻「横たわる像」と斜十字

鷹尾俊一の彫刻「横たわる像」と斜十字 小山雄也 2014年11月14日金曜日午後5時、私は清水正先生の勧めで日本大学芸術学部江古田校舎のアートギャラリー及び A&Dギャラリーにて開催されている鷹尾俊一彫刻展「像」を訪れた。照明が点いたA&Dギャラリ…

鷹尾俊一の彫刻──「横たわる像」をめぐる超想(3)──

鷹尾俊一の彫刻 ──「横たわる像」をめぐる超想(3)──清水正 2014年11月11日午後二時、わたしは鷹尾俊一の彫刻展が開催されている日芸江古田校舎のA&Dアートギャラリーにいた。「横たわる像」の写真撮影のためである。わたしはこの彫刻像に強烈な磁力を感じ…

鷹尾俊一の彫刻──「横たわる像」をめぐる超想(2)──

鷹尾俊一の彫刻 ──「横たわる像」をめぐる超想(2)──清水正 鷹尾俊一の彫刻と対面していると、次々に連想が湧いてくる。これは鷹尾俊一の彫刻にいろいろな強い想いが込められている証である。昨日、わたしは「「横たわる像」をめぐる超想」と題して、鷹尾俊…

鷹尾俊一の彫刻ーー「横たわる像」をめぐる超想ーー

鷹尾俊一の彫刻 ──「横たわる像」をめぐる超想──(1)清水正 土がたっぷり水を含んでそのままに乾燥したようにも見える。埋葬された死体が掘り出され、天日干しされたもののようにも見える。いずれにしても鷹尾俊一の彫刻像には死と復活のテーマが埋め込まれて…

美術学科に鷹尾俊一氏を訪ねた

本日一時過ぎ、美術学科に鷹尾俊一氏を訪ねた。作品を観た感動を直接伝えることができた。鷹尾作品に通底するものを感じたので、拙著から『土方巽を読む』と『清水正・ドストエフスキー論全集』第六巻『「悪霊」の世界』をさしあげた。初めてお会いしたが、…

鷹尾俊一彫刻展を観る

鷹尾俊一彫刻展を観る清水正 鷹尾俊一の彫刻を初めて見たのは、日芸江古田校舎西棟一階、エレベータ前の壁に貼られたポスターにおいてであった。ポスターの写真、それが鷹尾俊一の彫刻作品の写真であった。この〈彫刻〉の存在感がただものでなかった。おや、…