2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

小山田二郎展を観に行く

←「人気ブログランキング」に参加しています。応援のクリックをお願いします。 昨日二十九日、府中市美術館で開催中の小山田二朗展を観に行く。三十六年ぶりに『ピエタ』と再会。思いを新たにした。 ←「人気ブログランキング」に参加しています。応援のクリ…

どうでもいいのだ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載12)

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載12) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 明石家さんまと島田紳助 お笑い界の世界で水平軸を生きているのは明石家さんまで、その全盛期は見事に水たまりをすいすい走るアメンボの…

小林リズムの紙のむだづかい(連載575)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』…

どうでもいいのだ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載11)

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載11) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 危険な笑いーー危険な笑いを、テレビタレントに求めるのは所詮無理 『天才バカボン』の作者赤塚不二夫は天才ギャグ漫画家、立川談志は天…

どうでもいいのだ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載10)

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載10) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 法の許す限りでのギャグ 日本国内の雑誌媒体で作品を発表する限りは、日本の法律内におけるギャグしか発表を許されない。法に触れるギャ…

小林リズムの紙のむだづかい(連載574) 

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』…

どうでもいいのだ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載9)

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載9) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 赤塚不二夫の〈常識〉外常識 赤塚不二夫は荒木経惟との対談で「いろんな常識とかあるじゃないか、ねっ。そんなのにズーっと引きずられて…

ラビット・マイの惚れよい放浪記(2)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 ラビット・マイの惚れよい放浪記(2) ラビット・マイ ブ…

畑中純の『まんだら屋の良太』

畑中純の『まんだら屋の良太』をここ二週間ほど毎日読んでいる。何しろ全53冊の大作であるから、なかなか読み切れない。一話一話が濃縮だから、時間をかけて味わいながら読む。この作品はまさに文学、それも痩せ細の純文学風ではなく、スケールの大きな聖俗…

小林リズムの紙のむだづかい(連載573)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』…

星エリナのほろよいハイボール(連載111)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-m…

小林リズムの紙のむだづかい(連載572)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』…

どうでもいいのだ;">──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載8)

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載8) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 受け手(読者)をバカ呼ばわりしていること 赤塚不二夫の対談集を読んでいて気になったのが、彼が受け手(読者)をバカ呼ばわりしている…

小林リズムの紙のむだづかい(連載571) 

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』…

小林リズムの紙のむだづかい(連載570)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』…

鷹尾俊一の彫刻──「横たわる像」をめぐる超想(4)──鷹尾俊一の『ピエタ』へ向けて

鷹尾俊一の彫刻 ──「横たわる像」をめぐる超想(4)──清水正 鷹尾俊一の『ピエタ』へ向けて 小山田二郎の『ピエタから 今年2014年は小山田二郎の生誕百年にあたる。小山田二郎と言えば『ピエタ』である。わたしは1978年1月、多磨霊園裏の小山田家のアトリエ…

どうでもいいのだ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載7)

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載7) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 赤塚不二夫と森田拳次の漫画 ギャグは単なる皮肉や否定や茶化しではない。赤塚不二夫の漫画はナンセンス・ギャグ漫画である。すべての意…

小林リズムの紙のむだづかい(連載569)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』…

星エリナのほろよいハイボール(連載110)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-m…

鷹尾俊一彫刻展を観て 姿の崩壊と誕生〜さまよう人の像

鷹尾俊一彫刻展を観て 姿の崩壊と誕生〜さまよう人の像 山添南海子 芸術学研究科博士後期課程在学 撮影・清水正(2014-11-22)日芸江古田校舎アートギャラリーにて。 撮影・清水正(2014-11-12)日芸江古田校舎アートギャラリーにて。 人が崩れていく、かつてら…

鷹尾俊一氏の彫刻にふれて

鷹尾俊一氏の彫刻にふれて 入倉 直幹 芸術学研究科博士前期課程文芸学専攻一年 鷹尾俊一氏の個展の中で、私の心を強く打ったのはアートギャラリーの中央に位置していた、立っている人間の彫刻である。作品のタイトルは「像」。誰もいないアートギャラリーは…

小林リズムの紙のむだづかい(連載568)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』…

どうでもいいのだ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載6)

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載6) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 漫才もギャグ漫画もスピード感にあふれていた ビートたけしの漫才はスピード感にあふれていた。当時人気者の漫才コンビはまさに新幹線の…

小林リズムの紙のむだづかい(連載567)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』…

鷹尾俊一の彫刻「横たわる像」と斜十字

鷹尾俊一の彫刻「横たわる像」と斜十字 小山雄也 2014年11月14日金曜日午後5時、私は清水正先生の勧めで日本大学芸術学部江古田校舎のアートギャラリー及び A&Dギャラリーにて開催されている鷹尾俊一彫刻展「像」を訪れた。照明が点いたA&Dギャラリ…

星エリナのほろよいハイボール(連載109)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-m…

ラビット・マイの惚れよい放浪記(1)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 ラビット・マイの惚れよい放浪記(1) ラビット・マイ や…

清水正著『清水正・ドストエフスキー論全集7 『オイディプス王』と『罪と罰』』を読んで

清水正著『清水正・ドストエフスキー論全集7 『オイディプス王』と『罪と罰』』を読んで 伊藤景 運命とは何なのだろうか。誰が決めたのか。そして、人間はそれに従って生きなければならないのだろうか。運命に反逆し、自分の選択、意思によって生きることは…

小林リズムの紙のむだづかい(連載566) 

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』…

小林リズムの紙のむだづかい(連載565) 

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。 上製本・294頁。定価1800円+税。装丁・森嶋則子 『清水正・ドストエフスキー論全集』第七巻。2014年7月31日刊行。D文学…