随想 空即空(連載106)内村鑑三の不敬事件を巡って#ドストエフスキー&清水正ブログ#
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有即無 無即有 有無即空 空即空 空空空 正空 (清水空雲)
随想 空即空(連載106)内村鑑三の不敬事件を巡って#ドストエフスキー&清水正ブログ#
鑑三は「契約」に署名する前の心境を語るにあたって神道に関しては少し触れているが、儒教や仏教については全く触れていない。これも不思議だが、要するに少年鑑三はこれらについて特別の知的関心を抱いていなかったのであろう。「イエスを信ずる者たちの契約」の内容に少しでも関心があれば、署名を強制してきた者達と議論の一つや二つは展開したであろう。わたしは「イエスを信ずる者たちの契約」に署名した第一期生や、第二期生の鑑三、太田稻造、宮部金吾たちが上からの強制に従順な優等生タイプの生徒であったことは看過できないことと思っている。異国の宗教を受け入れるにあたって、疑問の一つも発せずに署名するなど、あらゆることに疑問を抱くような青年期にあまりにも相応しくないように思える。鑑三が短期間といえども、抵抗したというのであれば、その抵抗の根拠を「イエスを信ずる者たちの契約」の内容に肉薄して言及してもらわなければ何の説得力も持たない。具体的な内容の一々にこだわりながら文章を構築していないので、鑑三の文章は抽象的な曖昧さを残したままである。これは先に言及したタケとの離縁問題にもそのまま当てはまる。鑑三の書簡をいくら熟読しても、タケが羊の皮をかぶった狼の実態が浮上してこない。タケの〈嘘〉〈盗み〉〈不義〉の実態、その真実は依然として霧の中である。同じように「イエスを信ずる者たちの契約」の重要な箇所を鑑三が具体的にどのように受け止めていたのかさっぱりわからない。分かるのは、内容を検証することなく、強制に屈して署名してしまったという事実だけである。
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