随想 空即空（連載102）内村鑑三の不敬事件を巡って#ドストエフスキー＆清水正ブログ#
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有即無 無即有 有無即空 空即空 空空空 正空 （清水空雲）
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第四期生の志賀重昂等は札幌農学校に着く前からキリスト教には絶対に入信しないという強い覚悟を持っていたらしい。ということは、札幌農学校の多くの学生たちがキリスト教に入信していることを志賀重昂等は前もって知っており、先輩達の布教活動に対する対策をしていたことになる。冷静に考えてみれば、第一期生全員が「イエスを信ずる者たちの契約」に署名したこと自体が異様な出来事である。評伝を読んでつくづく思うのは、副校長として赴任したクラークの強い信念と情熱である。信仰も教育も、それを伝える者に信念と情熱がなければ成果は望めない。第一期生の大島正健の『クラーク先生とその弟子達』を読むと、クラークの授業が受講生の心を鷲掴みにしたことがよく分かる。クラークは滞在期間わずか八ヶ月で、今までキリスト教とは無縁の若者達を〈キリスト者〉に仕立て上げたことになる。これは一種の奇跡であるが、現にこの奇跡は札幌農学校においてなされたのである。
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お勧め動画・池田大作氏の「人間革命」をとりあげ、ドストエフスキーの文学、ニーチェの永劫回帰・アポロン対ディオニュソス、ベルグソンの時間論などを踏まえながら
人間のあるべき姿を検証する。人道主義（ヒューマニズム）と宗教の問題。対話によって世界平和の実現とその維持は可能なのか。人道主義と一神教的絶対主義は握手することが可能なのか。三回に分けて発信していますがぜひ最後までご覧ください。
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