随想 空即空(連載111)内村鑑三の不敬事件を巡って#ドストエフスキー&清水正ブログ#

清水正の著作、D文学研究会発行の著作に関する問い合わせは下記のメール shimizumasashi20@gmail.com にお送りください

 

大学教育人気ブログランキングに参加しています。応援してくださる方は押してください。よろしくお願いします。

sites.google.com

 

お勧め動画・ドストエフスキー罪と罰』における死と復活のドラマ https://www.youtube.com/watch?v=MlzGm9Ikmzk&t=187s

 

清水正の著作購読希望者は下記をクリックしてください。

https://auctions.yahoo.co.jp/seller/msxyh0208

                清水正・画

大学教育人気ブログランキングに参加しています。応援してくださる方は押してください。よろしくお願いします。 #ドストエフスキー清水正ブログ# 

 

有即無 無即有 有無即空 空即空 空空空 正空 (清水空雲)

随想 空即空(連載111)内村鑑三の不敬事件を巡って#ドストエフスキー清水正ブログ#

清水正

 

 鑑三は北越学館辞職の原因をきちんと内省していなかったことで、必然的に不敬事件を招いたと言える。〈日本的キリスト教〉という、鑑三にとっては理想的なキリスト教が抱える問題点を彼は正確に認識することはなかった。そもそも〈二つのJ〉を同時に同等に崇拝することができるのか。キリスト教は唯一絶対の神の存在しか認めておらず、しかもこの神は厳しく偶像崇拝を禁じている。絶対の神Jを信仰することは、日本国の天皇を神とする国体を認めることはできない。本来、鑑三は〈二つのJ〉を考えたその時に〈イエス〉か〈天皇〉かの不可避の二者択一に結論をだしておくべきだったのである。ところが鑑三の取った途は〈曖昧〉であった。一神教はこういった〈曖昧〉を決して容認しない。ここに慈悲の仏教とは異なるキリスト教の厳しさがある。キリスト教はあれもこれも認めるという寛容な教義を持ち合わせていない。もし鑑三が日本(天皇)とキリスト教の神を同時に受容したいと願うのであれば、キリスト教を国教とするほかはなかろう。しかし鑑三は重要な問題を〈曖昧〉なままにしてやり過ごそうとした。不敬事件が起きるのは当然なのである。

大学教育人気ブログランキングに参加しています。応援してくださる方は押してください。よろしくお願いします。

www.youtube.com

 

大学教育人気ブログランキングに参加しています。応援してくださる方は押してください。よろしくお願いします。 

エデンの南 清水正コーナー

plaza.rakuten.co.jp

動画「清水正チャンネル」https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%B8%85%E6%B0%B4%E6%AD%A3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

お勧め動画・ドストエフスキー罪と罰』における死と復活のドラマ https://www.youtube.com/watch?v=MlzGm9Ikmzk&t=187s

清水正の著作購読希望者は下記をクリックしてください。

https://auctions.yahoo.co.jp/seller/msxyh0208

お勧め動画池田大作氏の「人間革命」をとりあげ、ドストエフスキーの文学、ニーチェ永劫回帰アポロンディオニュソスベルグソンの時間論などを踏まえながら

人間のあるべき姿を検証する。人道主義ヒューマニズム)と宗教の問題。対話によって世界平和の実現とその維持は可能なのか。人道主義一神教的絶対主義は握手することが可能なのか。三回に分けて発信していますがぜひ最後までご覧ください。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

www.youtube.com

大学教育人気ブログランキングに参加しています。応援してくださる方は押してください。よろしくお願いします。