小林リズムの紙のむだづかい(連載383)

清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載383)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru

日藝・江古田校舎購買部に平積みされています。

江古田購買部の小泊さん。お世話になっています。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
小林リズムの紙のむだづかい

【まさかの病日記⑤尿酸値は4.5】


 


担当医「骨には異常がないようなので、血液検査をしたいのですが…」
私「血液検査ですか…注射ですね!」
担当医「そうです。苦手ですか?」
私「いえ、まったく!」

もはや自分のテンションがわからなくなった私はやたらと陽気に応えた。とりあえずそこにぺらりと貼られたレントゲン写真をどうにかしてよけてくれ…。骨を一緒に見るくらいなら、血液の状態を一緒に眺めるほうがずっといい。献血が趣味(と言ったら大袈裟だけど)の私は、血を採ることにふつうの女子ほどの恐怖を持たない。何より足の痛みに比べたら献血の痛みなんてないようなもの。痛みの極限を見出すと、めったな痛みが怖くなくなるのは良いことかもしれない。

採血してくれるおばさんは両手腕の私の極太の血管を見て満足気に笑った。
「あらぁ、よかった。どっちの手でも十分に採れそうねぇ」
そう言って左腕に軽くチューブを巻いて何のためらいもなく私の腕に注射器を突き刺した。ちくっとした痛みのあと、注射器に私の血が注入されていく。なんだかぱっとしない色だった。「鮮血!」というような鮮やかさはなくて、ちょっとどす黒くて不健康そうな感じ。ドラキュラがいるとしたら私の血は選ばれなさそう。というか「まずい!」といって吐き捨てられそう。もっと若々しくてフレッシュな血がよかった…。

調べたところによると、痛風になる患者に男性が多い理由は女性ホルモンが少ないことが原因だと言われている。ごくまれに更年期に入った中高年の女性もホルモンバランスを崩して痛風になるらしい。私、23歳。まだ更年期ジャナイ。女性ホルモンが何かはよくわからないけど、恋のときめきとか女性らしさは欠けている。女性らしさの減少=女性ホルモンの減少?なんて安直に結び付けて、だから痛風の可能性があるのかとか、血の色が綺麗じゃないのかとか…と変に妄想してしまう。

担当医「血液検査の結果、尿酸値は4.5で通常なんですよね。痛風発作が起こっている状態だからといって、けっこう低い状態なんですよ…。これって痛風なのかな…」

痛風は、体内に排泄されずに尿酸が炎症を起こすことによって痛みが発症する。炎症を起こすのは「尿酸値」の高まりが原因らしい。尿酸値は、ビールやモツ煮、明太子、干し椎茸などに含まれるプリン体というものが原因で上昇する。お酒、乾物が大好きでよく摂取している私は、それだけで十分に痛風の傾向がある。痛風発作が起こると尿酸値はいったん下がって5〜6前後になる。女性の尿酸値平均は2.6〜6.5。女性の場合は尿酸値が6〜8を超えると高く、痛風になりやすい。いくら痛風発作時とはいえ、私の尿酸値は4.5だ。決して尿酸値が高いとは言えないので、本当に痛風なのかわからないという。

担当医「もしかしたらリウマチの可能性もありますね。リウマチの検査もしてみましょう」

リウマチ…?新たに出てきた病名に顔が固まった。何が原因かよくわからないときほど不安なことはない。リウマチってたしか、昔読んだ小説のなかで外国人の老婆がなっていた病気だった気が…。いずれにしても、なんだか恰好悪い病気に引っかかってしまったなぁとがっかりした。



 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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