小林リズムの紙のむだづかい(連載316)

小林リズムの紙のむだづかい(連載316)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/


小林リズムの紙のむだづかい(連載316)
小林リズム
 【出版への道 ①】

   

会社を辞めた理由なんて、とてもじゃないけれど一言じゃ説明できない。
これまでは、会社で言われた暴言の数々を列挙して「こんなこと言われたの!スゴくない?」なんて騒いでいたけれど、それも事実とちょっと違う。だって、うまく言えないのだ。

もしかしたら自分でいいように過去を歪曲してしまっているのかもしれない。
「えー、そんなに早く辞めたの?これだからゆとりは…」なんて言われないようにするために。つまりは保身。
過去になればなるほど事実がすりきれて、きっと私はすべてあの会社のせいにする。
「会社ヤバくてさぁ」
「経営者が豹変したんだよねぇ」

「そのせいで、社会人デビューがうまくいかなくて…」
本当にそうなの?本当に全部あの会社が悪かった?
…わかんない。もしかしたら私は、社員になる前からうすうす会社が変なことに気づいていたのかもしれない。気付いていて、自分の人生をめちゃくちゃにしたかったのかもしれない。簡単には戻ってこれないくらいに、変えたかったのかも。そんなふうにも思えてくる。

この期に及んで事実なんてどこにもないんだし、だったら今のこの瞬間に私が思っている「去年あった教祖会社の出来事」を作りたいと思った。できるだけ、早急に。記憶が自己都合解釈されないうちに。形にしたい。

そう思っていた頃に、Gmailに連絡が届いた。

「先日はご応募いただきありがとうございます。もしよろしければ一度会ってお話をしてみたいと――」

リンダパブリッシャーズからだった。

  
 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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