星エリナのほろよいハイボール(連載54)

清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp


清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


星エリナのほろよいハイボール(連載54)


カードがたまる
星エリナ

 

 コンビニ行っても、スーパー行っても、本屋へ行っても、雑貨屋へ行っても。どこへ行っても今の時代って言われるよね。
「ポイントカードはお持ちですか?」
 ないです。って答えると「おつくりしますか?」って返ってくるよね。基本的には「いらないです」って言うんだけど、やっぱりあれだけ聞かれると気になっちゃう。
 普段全然使わないお店とかなら、もちろん断るんだけど、やっぱり地元とかたくさん店舗があるところだと、作ったほうがいいかなって思う。地元のドラッグストア、近所のスーパー、コンビニあたりはつくった。それだけならまだいい。お財布さんにまだ余裕がある。それから、つくらなきゃいけないカードもある。例えば病院ね。診察券とかは絶対必要。美容室も同じように、次回持ってこなくちゃいけないカードがある。美容師さんの名刺をもらったり、紹介カードを渡されたりもする。そうするともうお財布はお腹一杯状態。
 女性はそれだけじゃない。ショッピングに行くと、いろんなお店をはしごするよね。服屋のカードが半端じゃない。かなりある。お財布はぱんっぱん。
 さらに言うとギフトカードや割引券が入っていたりもする。参考までに私のお財布のなかのカードは50枚でした。ギフトカード抜きで、50枚でした。わーすごい。だから私のお財布は折りたたみ式なのに折りたためないんですね。ボタンで留められるはずが留まりません。常にだらーんと開いています。
 この間お洒落なクロコダイル皮のクラッチバッグを買ったんだけど、それに入れるとお財布が大きすぎて他のものが入らない。なんとかしなくては。カードをとにかく減らさなくちゃ。そうは思うものの、なかなか減らない。期限切れとか、もう使わないであろうカードは捨てた。年に一回も使わないんじゃないか、と思うものも机の引き出しにしまった。残り40枚。まだまだボタンは留まりそうにない。
 もう諦めたほうがいいんじゃないかと思ってきた。このお財布のボタンは留まらないんだ。そうなんだ。だったら別の方法を考えようじゃないか。カードホルダーがほしいです。主婦の方なんかはよく使っている。お財布とは別にカードをしまっておくケース。一枚一枚、どこに何が入っているかちゃんと見えるやつが便利だ。そうすればもっと薄いお財布で済む。男の人なんかは、小銭要れを別に持っていたりするけど、あれも便利なのだろうか。でも、お財布が分裂しちゃうのって本当に便利なのだろうか。すぐに物を失くしてしまう私には、逆に不便なのではないだろうか。誰か、アドヴァイスをください。
 それにしても、ポイントカードもまだまだアナログな時代だ。最近はQRコードを読み取って、携帯電話でポイントを貯める方法もあるみたいだけど、そんなに普及していない。もっと便利なポイントカードの開発からお願いしたい。
    

※肖像写真は本人の許可を得て撮影・掲載しています。無断転用は固くお断りいたします。