小林リズムの紙のむだづかい(連載439)

清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載439)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
小林リズムの紙のむだづかい(連載439)




【信じられ、、?】



  インチキ占いのバイトを経験してからというもの、「信じること」に対してかなり邪悪な考えを持ち合わせるようになった。つまるところ、「信じられるのは自分だけ!」という極端な状態に陥って、さらにそれが進化して「ていうか自分のことも信じられなくない?」と思うようになり、最終的には「もう何も信じない…私、信じないわ…」とどこかの悲劇のヒロインへと変化したのだった。

 「信じること」の脅威は、あらゆる物事をシンプルにしてしまうという部分にある。物事を複雑に考えなくてもよくなるうえに「私は信じてるの!」と信仰する自分をステキとさえ思ってしまう。信じることは怖いとか傷つくという面も持ち合わせるけれど、でもそれでもやっぱり気持ちいいことなのだ。自分以外の何かに結果を委ねることができるから。気持ちの負担が軽減されるから。「信じているだけ」でいいから。自分以外のものに主導権を握られて誘導されてしまう恐怖。『信じる者は救われる』というのは結局『信じるものは考えなくてもすむ』だけじゃん…と思っていたのが数日前までの話。

 でも現実って全然シンプルじゃない。白黒はっきりさせられることよりもグレーゾーンの多いこの世で、気持ちがちぎれてしまいそうなほどに複雑な出来事や、時間をかけなければわからないこと、自分の力ではどうにもならない物事がたくさんある。そういうものと気持ちの折り合いをつけるのはすごく難しいことで、だらだらと悩んだり考えたりを続けてしまう。もしかしたらそんなときに「信じる」という選択肢を選ぶことはいいことなのかもしれないと思った。自分の力でどうにもならないことをぐだぐだと考えているのはしんどいし、わずらわしくて時間の無駄だったりもするし。ある程度考えて、それでもどうしようもないことなら「信じる」しかないのかもしれない。そして「信じること」を選択することは決して軽蔑することじゃない。

 そして「信じること」だけが大切で、結果とは結びつかなくてもそれは相手の問題であって自分の問題じゃない。「信じること」には、単純に「信じる」という価値しかない。それ以上でもそれ以下でもないのかもしれない。だから、本当にどうにもならないことや、考えても仕方のないことは変に疑わずに信じようと思った。


   

 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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