小林リズムの紙のむだづかい(連載460)


清水正ドストエフスキー論全集』第七巻。2014年7月30日刊行予定。
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載460)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
小林リズムの紙のむだづかい(連載460)

【あいつと一緒になる パート1】


 こじらせ友達と話していた時のこと。自分たちが恋愛できないのはなぜなのかを分析していった過程。

「なんかさ、いいなって思う人とか、好意を持ってくれてるなって人と話しているときに表面上では笑ってるけど、めちゃくちゃ冷静な自分もいない?」
「いるいる、なんだろうね、あいつ。たぶん性別は男だよ」
「もはや“あいつ”呼ばわり(笑)。でも本当に自分じゃないみたいだよね。たしかに女の自分っていうよりは、男の自分かも」
「うん、あいつのせいで恋愛がうまくいかないんだよ。付き合えそうな相手が登場するたびに、あいつがやってきて“こいつに騙されちゃいけない”とか“利用されるだけかもしれない”って忠告してくるし」
「あーわかる。そうやって自分のなかに男を飼ってるからうまくいかないのかね?」
「そうかも。でも“あいつ”のおかげで騙されてないんだけど」
「……いやでもさぁ。“あいつ”とか呼んでるけど、結局はそれも自分自身じゃん?それを“あいつ”って他人みたいに言ってる時点で別の自分を受け入れられてないんだって」
「……なるほど。要するにあれか。よく言う“自分を受け入れましょう”みたいなやつ?」
「うーん、そうかもね。自分を受け入れていないのに、相手には“こんな私のすべてを受け入れてほしい”って要求しちゃうじゃん? それがいけないんじゃない?」
「たしかにそれはおかしい。自分で埋めなきゃいけない部分を相手にカバーしろって強要しているってことだもんね」
「そうそう、だからあたしたちがやらなきゃいけないのは出会いを求めるよりも前に“自己受容”だよ」
「自己受容、ねぇ……。ていうか本当、こうやって話しててもさ、すべてにおいて自己完結してるよね」
「うん(笑)。自分たちで考えてすぐに納得しちゃうから他人を必要としていないっていうのはあるかもね」
「わーなんかもうやばーい。とりあえず、あいつを受け入れることから始めようか」
「そうだね、あいつは自分なんだと。……やだわぁ。受け入れられる自信ないわぁ」
「ないよねぇ……」

 パート2へつづく。

  

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