林芙美子研究のための取材旅行(連載14)
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ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。
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清水正の著作 D文学研究会発行本 グッドプロフェッサー
清水正の新刊案内『林芙美子と屋久島』 (D文学研究会・星雲社発売)は日本図書館協会選定図書に選ばれました。
A五判並製160頁・定価1500円+税
五月二日、文学館・メルヘン館を後にした私たち一行は、歩いて天文館近くのそば茶屋「吹上庵」で生ビール、焼酎で今回の三泊四日の取材旅行の疲れを癒す。隣の席にいた子供連れの女性に声をかけると屋久島生まれだと言う。屋久島は昨年の九月に取材旅行に行ったばかりだったので話がはずんだ。
一時間ほど休んで、鹿児島空港行きのバス停車場につくが、藤野くんがサイフをなくしたと言って店に戻る。結局さいふは私が彼から預かっていた紙袋のなかにあって一見落着。山崎行太郎さんはこの日、鹿児島の兄のもとに泊まるということでバス停留所でお別れということになった。
一時間ほどで鹿児島空港着。空港でブログ入力。おみやげを買うなどして、SKY306に搭乗。搭乗口3。座席番号9B。午後五時40分発。一時間後羽田空港に着いた。空港の喫茶店で「江古田文学」林芙美子特集の打ち合わせなどをして解散した。三泊四日の強行スケジュールではあったが実に中身の濃い取材旅行であった。