神田古書店めぐり

ここをクリックしてください エデンの南   清水正の林芙美子『浮雲』論連載    清水正研究室  
清水正の著作   D文学研究会発行本
平成22年8月23日(月曜)
午前七時二分我孫子から快速電車。御茶ノ水、日大検診センターに八時につく。九時十五分に終える。九時半からスタバで林芙美子の『浮雲』論執筆。十二時頃出て古本屋街を歩く。田村書店小林秀雄の『文芸評論』(昭和23年6月15日 日産書房)『続 文芸評論』(昭和25年8月10日第十刷)『続々 文芸評論』(昭和25年8月10日第十刷)。三茶書房で石井宗吾・馬場正男編『宮沢賢治』(昭和23年9月25日 成城國文學会)。白藤慈秀著『こぼれ話 宮沢賢治』(昭和47年7月1日第3版杜陵書院)。草野心平著『宮沢賢治研究』(昭和33年8月15日 筑摩書房版)。森荘已池宮沢賢治の肖像』。「玉英堂」で昭和文学全集16『大岡昇平埴谷雄高野間宏大江健三郎』。三時前、別のスタバでアイスコーヒー。『浮雲』論執筆。四時出て「湘南堂」で林芙美子の日本文学全集本二冊と講談社版日本現代文學全集68『青野季吉 小林秀雄集』を購入。午後五時上野。六時二十分、柏カフェ。青野季吉の「ソ連から帰って」「トルストイの家ーー死後五十年に寄せて」などを読む。前者にはトルストイが死の家出をする瞬間まで読んでいた「カラマゾフの兄弟」が、そこまで開いたまま書斎におかれてあるのが、わたしのこころを強く打った。そのひらかれたペーヂからいまトルストイが悩んだ顔をあげてこちらに迫って来るような気がした」とある。後者には「ことしはトルストイの死後五十年にあたる。ソビエトはもちろん各国にさかんなお祭りがあったようだが日本にはなかった」とある。今年2010年はトルストイ死後100年にあたるが、まさに状況はあまり変わらない。


神田のスタバにて

神田のスタバにて

神田のスタバから外を見る

柏の「カフェ」にて