江古田文学73号に「林芙美子の文学」連載開始

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江古田文学73号から「林芙美子の文学ーー『浮雲』の世界をめぐって」を連載開始することにした。「清水正研究室」のブログで掲載したものに手をいれながら連載する。

今も『浮雲』論を執筆しているが28日にポメラの操作を誤って「『浮雲』と『罪と罰』について」の原稿50枚と二か月分の日記を消去してしまった。その日の夜、マックで愛用の小型ワープロ・ポケット3で原稿を新たに書き始め、翌日までに30枚ほど書いて、ようやく気を取り直したが、30日、大学で『清水正ドストエフスキー論全集』第五巻「罪と罰」論余話」の私家版のあとがきを印刷しようと文書ラムカードをオアシスLX3200に入れて操作すると、「文書ラムカードが正しくありません」の表示。これで持っていた五枚すべてのラムカードは故障でつかえなくなった。30枚の執筆原稿、および保存していたものすべてが一瞬のうちに消えてなくなってしまった。今日、富士通の故障相談受付に電話して事情を説明したが、文書ラムカードが復帰する可能性は絶望的。「『浮雲』と『罪と罰』について」は計80枚分が消えてしまった。まるで浮雲だなと冗談をいう気にもなれない。が、昨日は江古田の「登美」でビール二本とお湯割り焼酎を飲んだあと、帰りの電車(上野〜我孫子)で三度目の原稿を書き始めた。文書ラムカードは販売されておらず、手元にあるポケット3の六台(現在使えるのは1台のみ)は飾り物と化した。使い勝手のいいワープロ機を使えなくなることはやはりショック。

江古田文学72号に載せた評論

椎名麟三ドストエフスキー」に関しては「ドストエフスキー曼陀羅」3号などにも掲載した。
シルク・ドゥ・ソレイユの「ZED」に関しては39回にわたって「清水正研究室」のブログで連載した。江古田文学には後半部分を載せた。