小林リズムの紙のむだづかい(連載527)



清水正ドストエフスキー論全集』第七巻。2014年7月31日刊行。D文学研究会発行・星雲社発売。A五判上製585頁。定価7000円+税



清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載527)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
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小林リズムの紙のむだづかい(連載527)

【脳内変換】

 


 学校の教師をやっている友達のことを、すごく尊敬している。もともと芯のある子で自分の意思や努力を貫く人だったけれど、大学卒業後に彼女はいっそう輝きを増した。会うたびにキラキラ度が増していって、いい方向に変化していくからすごく楽しいし、一緒にいるとハッピーな気持ちになれる。何より、彼女の前向きな明るさとブレない軸の強さは一緒にいる人を惹きつける。

 私は特にその子の仕事の話を聞くのが好きで、学校の話を聞くたびに彼女のキラキラの源は仕事なんだなぁと思う。彼女は高校の頃から教師という職に就くことを志していて、晴れてその夢を叶えたのだけど、実際に中学生という年頃の生徒を教えることや仕事はかなり大変なようだ。

「時間と仕事に追われるなかで、生徒たちの前でいつも笑顔を心掛けているのはすごく難しいことなんだよね。今だったら昔教わっていた苦手な先生でも、どんなに大変だったかよくわかる。自分の機嫌で生徒を振り回しちゃう先生がいるのもわかる。だってすごく頑張っているのに、生徒は死ねとか言ってくるからね。さすがに心が折れそうにもなるよ。でもやっぱり、先生は生徒たちを不安にさせちゃいけないし、笑顔でいたいからできるだけ怒りたくない。怒らないためにはどうやったらわかってくれるんだろうって悩んだときもあった」

 あー、そうだった。中学生は思春期だし暴言を吐いたり荒れたりする子も多かった。授業を聞かずに騒がしくするのなんて当たり前だったなぁ、と思い出した。そういえば、先生への悪口も尽きることはなかった。ことあるごとにセクハラだとか言われている先生もいたなー。

「だから最近生徒の言葉を脳内変換しているの!“先生キモイ、死ね”は“先生可愛い、大好き”っていう本音の裏返しだと思ってる。怒らないで注意したいし、よく観察して褒めるようにしてる」

 そう言って笑っている友達の、菩薩感……! ああ、この子が私の中学校の先生だったらよかったなって心から思った。彼女に教わっている生徒はすごく幸せだ。今は「先生キモイ、死ね」だとしても、数年後にいつか絶対に彼女が先生でよかったと思う日がくる。彼女の口からその日のことを聞けるのを、私は今から楽しみにしている。


 

小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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