小林リズムの紙のむだづかい(連載252)

小林リズムの紙のむだづかい(連載252)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
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清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/


小林リズムの紙のむだづかい(連載252)
小林リズム
 【現実を見なさいって簡単に言うけど、ねえ?】
 
  

 
精神疾患を抱える人のタイプには2種類あってね、自罰的な人と他罰的な人がいるんだよ」
と教わった。自罰は“わたしなんか…”とか“わたしのせいで…”と自分を責めていくタイプ。そして他罰は“過去のトラウマのせいで…”とか“学校がこういう感じだから…”と環境のせいにするタイプのことらしい。自罰的な感情も他罰的な感情もどちらも人は持っているけれど、だいたいはこのバランスがうまい具合にとれているという。その話を聞いたとき、速攻で「あ、あたし他罰タイプだ!」と悟った。振り返ってみても、自分がうまくいかないのを人や環境のせいにしてきた。いやもうね、分析されると耳が痛い…。
「でも、他罰タイプの人って冷静で客観視できる人が多いんだよね。自分の都合のいいように解釈しないといけないから」
…怖い怖い怖い…もう、何も言えません…!確かにあった出来事を自分のいいように結び付けて理解する能力には、長けていると思う。そんなことを続けているうちに、自分の理想と現実の間に変に溝が生まれてしまって、どう修復したらいいのかわからなくなったりもする。だからわたしは、基本的には一度出ていった場所に戻ることはない。自分の思っていた過去が、実はまったく違うものだと知りつつも受け入れたくなんて、ないもん。
 
 けれど、自分が他罰系の傾向のほうが強いと自覚したうえで、どうにも納得できなくなってしまった。意地悪な気持ちも湧き上がってくる。
「あの、わたし、自罰の部分もたくさんありますよ。でもそういうときは“ああ、わたし、なんて可哀想なの…”って悲劇のヒロインになりきって悲しみに酔うんです。自罰タイプってそういう人が多いんじゃないんですか?」
わたしがよくディスっている“悲しみに暮れるワタシ…”系女子のことである。自分がそうだからよくわかる。可哀想な自分に入り浸ってうっとりする、嗚呼、我が人生…!というグロテスクさ。自罰系ってそういう人が多いんでないの?と思ったのに、あっさりと一蹴されてしまった。
「いや、もう“わたし、可哀想”って思っている時点で何かのせいにしているから、完全に他罰タイプだよね」
…おっしゃる通りです。

 自罰タイプの他罰タイプも極端に偏ると病んでしまって、社会に適応できにくくなってしまうんだって。ひいい…社会性の欠如って言葉も耳に痛いわ。笑
 

 

 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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