小林リズムの紙のむだづかい(連載221)

小林リズムの紙のむだづかい(連載221)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

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清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
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小林リズムの紙のむだづかい(連載221)
小林リズム
 【いくつに見えますかぁ?】


    表向きだけでもいいから、面倒くさい女にみえないように細心の注意をはらって生活している、つもりだった。「痛い女」「面倒な女」「自意識過剰な女」の3つの要素をずいぶんと昔から自分の持ち物としてキャリーバックに常備しているわたしは、いつもそれを無理やりまるめて押し込んだ状態でしまっているのだけれど、なんせあまりにも大きくて重くて量も多いので、しょっちゅうキャリーバッグは壊れる。雑に扱っていることもあって、はみでてしまったりもして、でもそれに気づかなくて「ねえねえ、これ、はみでてるよ?」と注意されてはじめて「ひいい!」とばかりに自分の言動をふりかえって、その痛々しさに悶絶するのだった。

 そもそもが人とコミュニケーションをとるのが苦手なので、変なプライドから「この子コミュ力高そう!」と思われたくて、初対面だとなおさら無駄にハイテンションにふるまう。それだけでも「あちゃー」という感じなのだけれど、ねえねえと自己主張の強い絡み方をしてしまうのでたぶん相当面倒くさい女だ。
 最近あったのは「年はいくつ?」と聞かれたときの返しかたで、「お、この子コミュ力高そう」と思われたいがゆえに「え〜、いくつにみえますか〜?」という例のあれですよ、あれ。質問返しして当てさせるという厄介なやつ。22歳だし、いくつに見られたいという願望だってないし、むしろ見たまんまだと思うのだけれど、でも「わたし、絡みやすい女ですよ」というアピールをしたくて聞いていた。絡みやすくないどころかめんどくせーって思われるだけなのにね。たいてい「二十歳前後でしょ?」「あたりー」みたいにして終わるのだけれど、なんか今までそうやって聞き返してしまった人全員に土下座したい。

 …というのも、この間そういうふうに聞いてくる人がいたので、余計にそう思った。話題のひとつとして「ところで何歳なんですか?」と軽く尋ねたのに「ハハハ、何歳に見える?」と聞き返されるのって、ほんと、面倒くさいね。特に自分のことを「若くみえるんじゃない?」と自負しちゃってる人、もしくは「大人っぽくみえるはず」と自信を持っちゃってる人なんかが、ふふっと不適に笑って「え〜、何歳だと思う?」とうずうずするのって「あー、ハイハイ」という白けた感じがあって、もう目も当てられない。あの、自分だけで楽しんで盛り上がっちゃってる感。「え〜、もっと若いよぉ」「え、本当にそう見えるぅ?」さらには「よく言われるぅ」っていうはしゃぎっぷりに、周りの人たちが遠のいていく。けれど、きゃっきゃと楽しんでいるから、周りの冷たい視線に、そのときは気づけない。

 もういい、今までの記憶を抹消して「何歳?」と聞かれたら即答で「22歳です」って答えよう。このとき無駄に「永遠の○○歳です♪」とか「17歳と○か月です♪」っていうのが許されるのも、そろそろ終わりだな。うん。残りわずかな2013年の目標にしよう。

  

小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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