「マンガ論」は手塚治虫のマンガ『罪と罰』をとりあげる。

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清水正の著作   D文学研究会発行本   グッドプロフェッサー

月曜日四時限目の「マンガ論」は手塚治虫の『罪と罰』を読んでもらった後に講義。原作『罪と罰』について話した後に手塚版『罪と罰』について話す。受講生のうち原作『罪と罰』を読んでいる者二名。手塚版『罪と罰』を読んでいた者はいなかった。受講生が原作を読むまで待っていると何年もかかるので、いきなり講義する。授業後の感想は原作を読んでいないこともあって説得力のあるものがなかった。学生時代に古典をしっかり読むことは必須である。マンガの神様手塚治虫は若いころに『罪と罰』を何度も熟読した末にマンガ化を試みている。わたしは手塚版『罪と罰』について千枚以上批評したので、彼のマンガ化された『罪と罰』の特質性を認識している。どこまで受講生に伝えるか。