清水正担当講座の課題案内

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shimizumasashi20@gmail.com 

日芸文芸学科・清水正講師担当科目に関するお知らせ

令和二年度は当分の間オンライン授業の形式で行うということで、担当科目の課題指示および当ブログの見方を簡単に案内しておきます。

まず清水正のプロフィールや著作等に関しては当ブログ画面右のプロフィールやカテゴリー内の「著作」の項を開いてください。

また授業や講演などを動画で観る場合は下記のわたしの肖像写真の箇所をクリックしてください。

 

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「文芸批評論」と「マンガ論」の受講生はまず第一に「罪と罰」を読み通してください。テキストはできるだけ江川卓岩波文庫を選んでください。一か月か二か月かけてじっくり味わいながら読んむこと、筋や人物名、足取りなどきちんとノートしながら読むのがよい。読み終えたら自分でテーマを探して感想や批評を書くこと。自分なりの考えをまとめたうえで、次に内外の思想家、小説家、批評家などが「罪と罰」をどのように読んだのかを確かめるのがよい。こういった読みと批評の作業は長い年月を要するのが当たり前で、二、三か月でできるものではない。文芸学科に入ったからには徹底して本を読み、その深遠なる世界に参入しなければならない。

「文芸批評論」は「罪と罰」の他に林芙美子の「浮雲」を読んでもらいますが、この作品は「罪と罰」を読んでからにしてください。やる気のある学生はさらにドストエフスキーの「悪霊」を読んでください。林芙美子の「浮雲」は「悪霊」の影響を受けています。

「マンガ論」は例年、つげ義春の「チーコ」から講義を開始しますが、本年はドストエフスキーの「罪と罰」と手塚治虫のマンガ版「罪と罰」に絞ります。とりあえずこの二作品を読了してください。課題に関しては後に指示します。

「雑誌研究」宮沢賢治の童話「どんぐりと山猫」から始めます。まずこの作品を読んで20ほど疑問点を見つけ、そのうちの3点に関して自分なりの意見を各々2000字でまとめてください。提出日や場所はいずれ指示しますのでそれに従ってください。

「文芸特殊研究Ⅱ」宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」とドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を読んでください。テキストは特にこだわりません。読むだけでそうとう時間がかかりますが、とにかく挑戦してください。

わたしの著作で読んでもらいたいのは「文芸批評論」は「清水正ドストエフスキー論全集」第3巻、「マンガ論」は「清水正ドストエフスキー論全集」第3巻、第4巻、第5巻、「文芸特殊研究Ⅱ」は「清水正ドストエフスキー論全集」第10巻です。

第3巻4巻5巻は「罪と罰」論、特に第4巻は手塚治虫のマンガ版「罪と罰」に関して徹底して検証してあります。ただしこの巻は品切れ状態にあり、アマゾンなどでは高額になっていますので、定価3500円前後のものを入手するようにしてください。余談ですがこの第4巻はアマゾンで百万円で出品されたこともあります。

 

 池田大作の『人間革命』を語る──ドストエフスキー文学との関連において──」

動画「清水正チャンネル」で観ることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=bKlpsJTBPhc

 

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 清水正の著作はアマゾンまたはヤフオクで購読してください。https://auctions.yahoo.co.jp/seller/msxyh0208

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これを観ると清水正ドストエフスキー論の神髄の一端がうかがえます。日芸文芸学科の専門科目「文芸批評論」の平成二十七年度の授業より録画したものです。是非ごらんください。

ドストエフスキー『罪と罰』における死と復活のドラマ(2015/11/17)【清水正チャンネル】 - YouTube