随想 空即空(連載2) 正宗白鳥恐るべし(1)
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有即無 無即有 有無即空 空即空 空空空 正空 (清水空雲)
随想 空即空(連載2)
正宗白鳥恐るべし(1)
別に戦争が起こらなくても、所詮人生は空しいものだという思いが強い。善も悪も絶対的な根拠がなく、すべては相対的だと思うようになったのは十代の半ば頃だが、それ以来、何事に関してもクールな気分がつきまとっている。それにしても、結局人間は自らの死を甘受しなければならないが、望みもしない戦場に送られて、何の恨みもない人間を殺したり、殺されたりすることは余りにも馬鹿げている。
先日久しぶりに小林秀雄の対話集を読んだ。何十年かぶりだが、今回は特に正宗白鳥との対談「大作家論」が面白かった。白鳥は若い頃、キリスト教に入信していたそうだが、途中で無神論者になり、最後に再びキリスト教徒として息を引き取ったそうだ。対談で、信仰に関して具体的なことは何一つ語られていないが、こと信仰に関してはペラペラ理屈を並べても仕方がないと思っているので、沈黙のほうがはるかに胸に響くものがある。
日本人として生まれ育った者が、青年期に聖書を読んだぐらいで、はたしてキリスト教に帰依できるものなのか、わたしはいつも疑問に思っている。わたしはドストエフスキーの文学を通してキリスト教やキリストについていろいろと思うところがあるが、キリスト教に入信しようと思ったことはない。わたしは熱心な仏教徒になろうと思ったこともないが、生まれた時から仏教の儀礼に順応して、そこからあえて脱しようとも思わない。いい加減と言えばいい加減だが、このいい加減に素朴に従って生きている。
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お勧め動画・池田大作氏の「人間革命」をとりあげ、ドストエフスキーの文学、ニーチェの永劫回帰・アポロン対ディオニュソス、ベルグソンの時間論などを踏まえながら
人間のあるべき姿を検証する。人道主義(ヒューマニズム)と宗教の問題。対話によって世界平和の実現とその維持は可能なのか。人道主義と一神教的絶対主義は握手することが可能なのか。三回に分けて発信していますがぜひ最後までご覧ください。
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「清水正研究」No.1が坂下ゼミから刊行されましたので紹介します。
令和三年度「文芸研究Ⅱ」坂下将人ゼミ
発行日 2021年12月3日
発行人 坂下将人 編集人 田嶋俊慶
発行所 日本大学芸術学部文芸学科 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
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