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清水正・画
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有即無 無即有 有無即空 空即空 空空空 正空 (清水空雲)
随想 空即空(連載54) #ドストエフスキー&清水正ブログ#
吉村善夫は「新版あとがき」において、なぜ『作家の日記』を取り上げなかったかについて弁明している。吉村善夫はドストエフスキーを偉大な信仰思想家と見なし、彼の作品に出会うことでキリスト教信仰に還ることができたと書いている。が、『作家の日記』を論じるとなると彼をきびしく批判しなければならない。それは忍びがたいというのである。『作家の日記』には戦争を肯定するような意見も書かれている。作品において人間に対する深い同情・憐憫を強調してやまないドストエフスキーが、『作家の日記』においてはロシア正教徒の義憤にかられた戦争を熱狂的に支持している。愛と赦しを説くキリストに従う者が、大義を得れば人殺しを支持するということはどういうことであろうか。キリストは「殺すなかれ」と言っていたのではなかったか。『作家の日記』におけるドストエフスキーの戦争支持は、彼を〈偉大な思想家〉と見た吉村善夫にとって本来、避けて通れぬ重要な問題であったはずである。ドストエフスキーはポリフォニック的思考法を存分に駆使してグロテスクなカーニバル的世界を描いた。その作品世界では、すべての人物は等価であり、各々が独自の個性と思想をぶつけ合っている。〈作者〉は交響楽団の指揮者として〈作中人物〉(演奏家)に対して依怙贔屓のない公平な立場を守っている。ところが『作家の日記』は一人称代名詞〈私〉(я)によって記され、大半の読者はその〈私〉を短絡的にドストエフスキー自身と結びつける。
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エデンの南 清水正コーナー
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お勧め動画・池田大作氏の「人間革命」をとりあげ、ドストエフスキーの文学、ニーチェの永劫回帰・アポロン対ディオニュソス、ベルグソンの時間論などを踏まえながら
人間のあるべき姿を検証する。人道主義(ヒューマニズム)と宗教の問題。対話によって世界平和の実現とその維持は可能なのか。人道主義と一神教的絶対主義は握手することが可能なのか。三回に分けて発信していますがぜひ最後までご覧ください。
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「清水正研究」No.1が坂下ゼミから刊行されましたので紹介します。
令和三年度「文芸研究Ⅱ」坂下将人ゼミ
発行日 2021年12月3日
発行人 坂下将人 編集人 田嶋俊慶
発行所 日本大学芸術学部文芸学科 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
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