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有即無 無即有 有無即空 空即空 空空空 正空 (清水空雲)

随想 空即空(連載1)

 連日のロシア・ウクライナ戦争の報道番組を観ていると、ほんとうに空しくなってくる。愛とか、ヒューマニズムとか、もう人間は口にしない方がいい。繰り返し繰り返し人類は、性懲り無く戦争をしてきた。人間は人間を殺すことができるのだ。愛だのなんだのと言ったところで、人間は生きる為に食料として膨大な数の動物の命を奪っている。ペットとしての猫や犬を可愛がっている動画を観て心安らぐことは確かだが、しかし保健所で殺処分される犬猫が存在するのも現実である。だからそういったことを考えると、生きていることにどうしようもない空虚と絶望を感じる。

 二度に渡る世界大戦を経ても、人類は何一つ学んでいない。人間は戦争なしには生きられない動物なのに、未だに全生物の頂点に君臨する叡智的存在だと思いこんでいる。理性も叡智も何の役にもたたない。わけも分からずこの世に生まれ、そしてわけも分からず死んでいく。ただそれだけのことである。いったん戦争が始まってしまえば、もはやキリストの愛も、釈迦の慈悲もまったく力を持たない。暴力に対しては暴力、それだけが確かに思える。力の強いものが勝利をおさめる。ただそれだけのことである。

 報道番組は戦争を根源的に問うことはない。そこでは日々の戦局だけが問題にされる。野球やサッカーの観戦報道と基本的にはなんら変わりない。今、戦うウクライナの兵士に向かって「汝の敵を愛せよ」と訴えるキリスト者がどこにいるのか。「殺すなかれ」という仏教徒がどこにいるのか。無力なら無力で、その徹底的な無力を今、さらけ出さないでいつさらけ出すというのか。冠婚葬祭の儀礼にばかり自分たちの役割を見いだしているとするなら、宗教自体の無力をしっかりと受け止めなければならないのではないか。平和時における愛や平和や、ヒューマニズムや対話を声高に訴える者たちに、絶望は無縁なのであろうか。それともすでに十分に絶望の淵に浸っているとでも言うのであろうか。

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清水正研究」No.1が坂下ゼミから刊行されましたので紹介します。

令和三年度「文芸研究Ⅱ」坂下将人ゼミ

発行日 2021年12月3日

発行人 坂下将人  編集人 田嶋俊慶

発行所 日本大学芸術学部文芸学科 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1

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表紙

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