小林リズムの紙のむだづかい(連載478)

七月二十六日午後三時より六時まで日芸江古田校舎西棟三階 W-301教室にてD文学研究会主催の第一回講演会(講師・清水正)を開きます。ドストエフスキーに関心のある方は是非ご参加ください。参加費は無料。お問い合わせはqqh576zd@salsa.ocn.ne.jpにお願いします。




清水正ドストエフスキー論全集』第七巻。2014年7月30日刊行予定。
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載478)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
小林リズムの紙のむだづかい(連載478)

【美容室難民】


 一度楽しく話した人にしばらく時間を空けてからまた会う、というのがどうも苦手で、私はずっと美容室難民だ。1〜2か月ぶりに会うと相手の情報をすっかり忘れてしまうから面倒なのだ。もちろん美容師さんだって私の話したことなんて忘れてしまっているのだけど、でもやっぱり「お客さん」という立場だからそれなりに気を遣って、前回聞いたような話には触れないように気を回してくれる。逆にそれが気まずくて、私は色んな美容室を転々としている。

 そんななかでも、去年あたりに気に入った美容室を見つけて3回くらい通ったのだけど、そこの美容室の営業時間が短いうえに担当してほしい女性がいつもタイミング悪く不在なので、すっかり足が遠のいてしまった。だから相変わらず難民状態。

 というわけで、また新たな美容室をホットペッパーで見つけて足を運んだら、適度に野暮ったくてこぢんまりしたお店だった。「サロン」と呼ぶのは憚れるような、洒落っ気のなさ。置いてある雑誌はJJ、Ray、Sweetからオレンジページ、女性自身、週刊文春など幅広いけれど、どれも最新号ではない。雑貨や小物などのインテリア類もほぼ皆無。美容師さんは若い女性がふたりと、中年を過ぎたおばさま方がふたりだったから、入った瞬間「あ、ここならいいわ」と思った。

 体力も気力もあふれる学生の頃にはきゃぴきゃぴとしながら表参道とか原宿にある美容室に行くこともできたけれど、今はもう全然ダメ。いくら店舗内が良い香りで充満していても、柑橘系やハーブなどの紅茶を出されても、丁寧にマッサージをしてくれても、こまめに雑誌を取り換えてくれても、ちっとも癒されない。むしろその旺盛なサービス精神に辟易してぐったりする。

 適度に無関心で、雑誌やスマホをいじっていても話しかけてこなくて、施術を終えたあとも「あ、どうもありがとうございます」というコメントだけで済ませられるようなところをずっと求めていた。だからこの熟練した、緊張しないどんくさい美容室が私にはぴったりな気がしたのだ。

 事実、居心地がよかった。担当してくれたのはおばさんで、「髪の毛ちゃんと乾かしてないでしょー。ちゃんとしなきゃダメだよー」などとお節介をしてくれるのもいいし、髪の毛を洗っているときにも「かゆいところはないですか?」と1回聞いただけで、わしわしと頭を洗ってくれた。若い人とは違って指ががっしりしているのが頭皮からも伝わってきた。なんだかおにぎりを握るような感じで私の頭をぎゅっぎゅっと洗ってくれたからほっとしたよ。


 

小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
http://ameblo.jp/nanto-kana/

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