『それでも私は小沢一郎を断固支持する』


平成二十四年度夏期課題は下をクリックしてください

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清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。
ここをクリックしてください エデンの南   清水正の林芙美子『浮雲』論連載    清水正研究室  
D文学研究会発行本   グッドプロフェッサー

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の第一話「未来の国からはるばると」の最初の見開き二ページに関して八十分の講義と、つげ義春の『チーコ』に関する講義がアップされています。下をクリックするとつながります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp
http://www.youtube.com/user/kyotozoukei?feature=watch

山崎行太郎さんが六月二十六日に『それでも私は小沢一郎を断固支持する』を刊行された。山崎さんは精力的に毎日、政治ブログ「毒蛇山荘日記」http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/を書いている。わたしは山崎ブログの愛読者で、彼の歯に衣着せぬ発言に好感を抱いている。今回の著作も一気に読んだ。山崎さんは文芸評論家で、小林秀雄江藤淳を敬愛している。こまかなことを言い出せば全部が全部賛同するわけではないが、基本的には山崎さんの指摘はおおいにうなずける。ドストエフスキーは十七歳の時に「人間は謎である。その謎はとかれなければならない」と兄ミハイルに書き送っている。まさにドストエフスキーは五十九年の生涯をその謎ときに費やした。山崎さんは「政治記者たちは、表面的な永田町の政治現象を追いかけるだけで、その底部で、何が起きているかを読めていなかったと言わざるをえない。ここに典型的に表れているのは、読む力の衰退、考える能力の欠如だと言わなければならない」と書いているが、まったく同感である。わたしは千七百枚の『悪霊』論を書いたが、そのエネルギーをもって現代政治論や政治家論を書こうと思ったことはない。が、今日の政治状況はあまりにひどすぎる。山崎さんの本がすぐに話題となり、増刷されていることは、国民の多くがほんとうの声を求めていることの証である。先日、女子学生の父親が山崎さんのファンで、二冊も買って読んでいると言っていた。今の学生はほんとうにおとなしく、怒りを直接ぶつけてくるようなことはないのだが、しかしいつまでもだまっているわけではないだろう。
清水正ドストエフスキー論全集』第六巻『悪霊』の世界
九月に刊行予定



清水正ドストエフスキー論全集

ドストエフスキー文学は20世紀の100年をまたぎ超えてゲンダイ文学であり続ける。今ここに、清水正ドストエフスキー論の全貌が明らかになる。