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本日の「マンガ論」は「世界文学の中の『ドラえもん』」をテーマに、演劇学科の演技コースの受講生に「オイディプス王」の最初の場面を演じてもらった上で、講義をすすめる。変更不可能な「オイディプス王」における〈呪われた運命〉と、変更可能なのび太の〈運命〉をめぐって。
受講生の感想
気の遠くなるような話でした…。時とか命の根源とか運命とか、そういった話の決定的な答えというのは、人類が滅びる頃になっても、解決できていないと思う。しかしながら、そういった謎が解かれずにある事によって、人々の創造活動は続いていくのだと思った。
(写真 増渕宏輝)
オイディプスからドラえもんのしくみに考えがいくなんて思いもしなかった。そういった価値観も持って戯曲を読んでも面白いかなと思った。クレオン役・小黒
(演劇 小黒雄太)
神官役の男の子はいい声だと、私も思いました。
(放送 筒井麻央)
今までちらほら話に出ていたオイディプス王の話が聞けてよかったです。興味を持って、本を買ってまだ読んでいないのでそのうち読もうと思います。
(文芸 池田翔)
神官役をやらせていただいてありがとうございました。
(演劇 坂口莞)
自分の意志さえも運命で決まっているとしたらなんだか怖いと思いました。
(文芸 菊池千夏)
今回の講義の中で特に印象に残ったことは、真実に迫ろうとすればするほどに「謎」が深まる、言葉が迷うということでした。ストンっと落ちた気がしました。
(文芸 木村優子)
私の中で今このまま文章を書くことに迷いがあったのですが、最近リアルに触れることがあって新たな道が見えてきました。私もニーチェのように魂で文章を連ねていきたいと思います。
(文芸 大塚理紗)
時=定められた運命とは本当によくとらえられた表現だと思った。人間は生きながら、刻一刻と運命を拾って歩いているのですね。「もしもボックス」なんてのはやっぱりありえないんだ、と思った。
(文芸 大西由益)
オイディプス王の始まりを知れた気がして、旧約聖書を読んでみたくなりました。
(文芸 高橋将人)
運命に抗えない、というのは怖いですね。今日、前で演技してくれた神官役の人の声がジブリにでてきそうですごく素敵でした。
(文芸 山田佑美)
オイディプスを先月観たばかりで演じてみてあの役をこなせることの凄さを感じました。
(演劇 江田健太郎)
「運命」とは決まっていないようで実は最初から決まっているのだと思うと、時にはとても残酷なのだと思った。
(映画 西中千晶)