山本秀麿画伯より『梅は匂ひよ、人は心よ』を頂く

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昨日、山本秀麿画伯より『梅は匂ひよ、人は心よー信州を愛した林芙美子』(平成20年10月 北信ローカル)と『志賀高原・画文集』(平成12年11月 画文集刊行事務局)が送られて来た。特に前者は国会図書館でコピーしたものを読んで著者の情熱に感動していたので、是非、手にとって読みたいと思っていた。入手不可能と思いつつも、山本画伯宅にお電話して気持ちを伝えたところ、画伯は複数冊購入した親戚の人に頼んで一部お送りできるということだった。感謝しきれない気持でお礼を述べ、受話器を置いた。翌日、画伯から手紙と本が早速送られて来た。本の装丁がすばらしい、本のタイトルがすばらしい。こういった手作り感満載の本は直に手にしてみて初めて、この本の刊行に携わったすべてのひとの思いが重く伝わってくる。
画文集の山本画伯の絵に圧倒される。ありきたりな言葉で申し訳ないが、ここには紛れもない愛と情熱、そして覚悟がある。思いがしっかりと大地に根付いているひとにしか描けない志賀高原である。燃えている、揺らいでいる、魂がやけどしそうだ。が、同時にえも言われぬ静謐さが漂っている。

お礼にと早速、手紙と拙著三冊を添えて今朝宅配便で送ったのだが、急いでいたとはいえ、山本画伯の著書を広く「紹介します」をどういうわけか「招介します」などと書いてしまった。すぐに気付いたのだがもはや遅し。この場を借りて、山本画伯に訂正とお詫び申し上げます。