随想 空即空(連載163)兵役拒否を巡って

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随想 空即空(連載163)兵役拒否を巡って

清水正  

 

 日露戦争においてニコライ及び日本ハリストス正教会の信者徒たちがどのような態度をとったのか。愛と赦しを説くキリストの言葉に従えば、当然彼らは鑑三と同じく非戦論を唱えたであろうし、純粋にその思いを貫けば兵役拒否者とならざるを得ないだろう。しかしすでに執拗に見てきたように非戦論と絶対平和主義を唱えていた鑑三ですら宗次郎の兵役拒否に全面的に賛同することはなかった。これでは鑑三の非戦論は紙に描いた餅の域を一歩も出ない単なる理想論にとどまってしまう。国家がいざ有事に突入した場合、キリスト者に限らず平和主義者は逃れることのできない二者択一に迫られる。歴史を振り返れば日露戦争時、兵役拒否を明確に宣言し、それを実行した者はごく少数にとどまる。キリスト教徒や仏教徒を含め大多数の日本人は戦争を肯定し、中には熱狂的に支持した者も少なくない。新聞、雑誌は盛んに戦争を支持し、国民感情を煽った。いつの時代においてもマスコミ・ジャーナリズムは国家主導の宣伝広告を担当することでその影響力を強化していく。国家の方針に逆らうジャーナリズムは徹底的な弾圧を受け瓦解させられてしまう。それは宗教においても同じで、宗派に関係なく国家の方針に同調することを求められる。国家は宗教とジャーナリズムを味方につけ、両者の力を最大限に利用する。

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