「清水正研究」No.1が坂下ゼミから刊行されましたので紹介します。
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お勧め動画・ドストエフスキー『罪と罰』における死と復活のドラマ https://www.youtube.com/watch?v=MlzGm9Ikmzk&t=187s
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「清水正研究」No.1が坂下ゼミから刊行されましたので紹介します。
令和三年度「文芸研究Ⅱ」坂下将人ゼミ
発行日 2021年12月3日
発行人 坂下将人 編集人 田嶋俊慶
発行所 日本大学芸術学部文芸学科 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
近況報告
今年に入って一か月が過ぎようとしている。とにかく時間のたつのが超特急。神経痛は 相変わらず。痛みに効く特効薬はなくひたすら我慢するのみ。今年になって「江古田文学」から依頼された「江古田文学賞設立の頃」を書きあげ、これから修士論文の講評を書こうと思っている。「罪と罰」論は二か月ばかり中断している。アマゾンで元「群像」の編集長大久保房男の本を五冊購入読み始めた。また幸徳秋水全集と徳田球一の本を購入して読んでいる。文字通り命がけで戦った社会主義者の言葉は重く響く。社会主義の思想それ自体は単純素朴で複雑怪奇な人間心理に深く参入することはできないが、真理と理想を激しく希求し行動した彼らの誠実と情熱を蔑ろにすることはできない。青年時代のドストエフスキーが革命思想に深く影響を受けていた事実はきちんと検証されなければならない。現代の革命主義者の何人がドストエフスキーを読んでいるのか。「カラマーゾフの兄弟」の大審問官の劇詩を読んだことのないものが中国共産党一党独裁を語ってもほとんど意味がない。わたしは新聞を読まず、テレビも見ないが、YouTubeはいろんな分野のものを見ている。しかし、YouTubeもまた深く立ち入ったものはほとんどない。やはりじっくりと本を読み、自分の頭で徹底的に考えなければだめである。ドストエフスキー文学の凄さぐらいは理解しなければだめということである。
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