日芸のアートギャラリーで図書館主催の「林芙美子の芸術」展示会開催

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日芸のアートギャラリーで図書館主催の「林芙美子の芸術」展示会開催（連載2）。
期間は本日十月一日〜二十一日（金曜日）まで。
なお閉館日は日曜祭日の二日、九日、十日、十六日と十一日です。

午前十時から午後六時まで開催しておりますのでぜひご覧ください。
ロープシン（РОПШИН）の『蒼ざめた馬』の原書『КОНЬ　БЛЕДНЫЙ』と『漆黒の馬』の原書『КОНЬ　ВОРОНОЙ』 （両著とも北海道大学名誉教授・工藤正廣氏所蔵）なども展示してあります。林芙美子の処女詩集は『蒼馬を見たり』です。ロープシンの『蒼ざめた馬』との影響関係などはこれから本格的に検証される必要があるでしょう。四年前、工藤教授のご自宅が火災に遭われ、蔵書を焼失したと聞いておりましたが、『КОНЬ　БЛЕДНЫЙ』と『КОНЬ　ВОРОНОЙ』の二冊は奇蹟的に助かったということでした。私は今、『蒼ざめた馬』論を断続的に執筆しています。工藤教授のご好意によって原書をお借りすることができたので、これからゆっくりじっくり読み進んでいきたいと思っています。せっかく今 、アートギャラリーで「林芙美子の芸術」展示会を開催しているので、急遽、工藤教授の御許可を得て、展示することになりました。貴重な本ですので、ぜひご覧になってください。