ベトナム研究旅行(連載12)

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ベトナム研究旅行
(連載12)
九月一日、ホテルの部屋で少し休憩した後、メンバー全員ロビーに集まり、六時(現地時間午後四時)から歩いて市場へ向かう。途中雨。市場で傘を購入。90000ドン。市場の模様を撮影。歩いて湖畔のレストランでビール(ハイネケン)で乾杯。赤ワイン、魚のフライなどで食事。最後はチャーハン、ベトナム風焼きそば。一人350000ドン。山下さんと此経さんは歩いて行くのは危険ということでタクシーでホテルへ。わたしは山崎、窪田、藤野さんと一緒に歩いて帰る。途中、湖畔の土手で焼き芋三個を購入、20000ドン。一ドルをチップで渡す。ホテルについた後、研究メンバー六人で、林芙美子が泊まったダラット一のホテルに案内してもらう。確かに豪華。壁面には絵画、図書室には新潮文庫の「浮雲」が置いてあった。支配人の説明によるとこのホテルは戦争中、三ヶ月ほど日本軍に接収されていたとか。林芙美子がここに宿泊し、ダラットの山林事務所に設定した可能性も考えられる。正面入り口から湖とランビャン山が一望に見渡せる絶景らしいことが夜景を通してもわかる。支配人がバーに寄って行きなさいと大きな傘を手渡す。酒は飲みたくなかったのでそのまま宿泊先のホテル(DALAT HOTEL DU PARC)へ戻る。午前一時半に就寝。



美しい湖の夜景を眺めながら夕食

食後、湖縁を歩きながらホテルに向かう。