「マンガ論」は手塚治虫『罪と罰』

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月曜日四時限目の「マンガ論」は手塚治虫の『罪と罰』を取りあげ、「マルラードフの告白」の場面を原作と比較しながら講義。読み手は、作者が省略した書かれていないところにこそ想像力を働かせるべきであると伝える。つげ義春『チーコ』で主人公の女性が階段を上っていくシーンにも作中には描かれていない重要な部分の省略がある。話は飛躍し、政治、経済、宗教に希望を見いだせなくなったいま、芸術学部に所属する学生たちは、それぞれの分野でなにをするべきか、ということにまで及ぶ。(記入 TAS・藤野)