「清水正・批評の軌跡──ドストエフスキー生誕200周年に寄せて──」の広報アカウント

 

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 六月一日から二五日まで日大芸術学部芸術資料館に於いて清水正・批評の軌跡──ドストエフスキー生誕二〇〇周年記念に寄せて──』展示会が開催される。1969年から2021年まで五十余年にわたって書き継がれてきたドストエフスキー論、宮沢賢治論、舞踏論、マンガ論、映画論などの著作、掲載雑誌、紀要、Д文学通信などを展示する。著作は単著だけでも百冊を超える。完璧に近い著作目録の作業も進行中である。現在、文芸学科助手の伊藤景さんによって告知動画https://youtu.be/faj5JzyPhVk

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も発信されていますので、ぜひご覧になってください。

https://youtu.be/faj5JzyPhVk

 

 これを観ると清水正ドストエフスキー論の神髄の一端がうかがえます。日芸文芸学科の専門科目「文芸批評論」の平成二十七年度の授業より録画したものです。是非ごらんください。

https://www.youtube.com/watch?v=MlzGm9Ikmzk

『清水正・批評の軌跡─ドストエフスキー生誕二〇〇周年記念に寄せて──』展示会

 

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近況報告

ようやく『清水正ドストエフスキー論全集』第11巻の校正を終えた。栞原稿四篇も届いた。カバー表紙のデザインも決まった。順調にすすめば五月末までには刊行できるかもしれない。

六月一日から二五日まで日大芸術学部芸術資料館に於いて清水正・批評の軌跡──ドストエフスキー生誕二〇〇周年記念に寄せて──』展示会が開催される。1969年から2021年まで五十余年にわたって書き継がれてきたドストエフスキー論、宮沢賢治論、舞踏論、マンガ論、映画論などの著作、掲載雑誌、紀要、Д文学通信などを展示する。著作は単著だけでも百冊を超える。完璧に近い著作目録の作業も進行中である。現在、文芸学科助手の伊藤景さんによって告知動画https://youtu.be/faj5JzyPhVk

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『清水正・批評の奇跡──ドストエフスキー生誕二〇〇周年記念に寄せて──』展示会

 

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 これを観ると清水正ドストエフスキー論の神髄の一端がうかがえます。日芸文芸学科の専門科目「文芸批評論」の平成二十七年度の授業より録画したものです。是非ごらんください。

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ようやく『清水正ドストエフスキー論全集』第11巻の校正を終えた。栞原稿四篇も届いた。カバー表紙のデザインも決まった。順調にすすめば五月末までには刊行できるかもしれない。

六月一日から二五日まで日大芸術学部芸術資料館に於いて清水正・批評の奇跡──ドストエフスキー生誕二〇〇周年記念に寄せて──』展示会が開催される。1969年から2021年まで五十余年にわたって書き継がれてきたドストエフスキー論、宮沢賢治論、舞踏論、マンガ論、映画論などの著作、掲載雑誌、紀要、Д文学通信などを展示する。著作は単著だけでも百冊を超える。完璧に近い著作目録の作業も進行中である。現在、文芸学科助手の伊藤景さんによって告知動画も発信されていますので、ぜひご覧になってください。

 

 

お勧め動画二本を紹介

 

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https://www.youtube.com/watch?v=MlzGm9Ikmzk

近況報告

一日に何十本もの動画を観ている。今日はお薦め動画二本を紹介しておく。

元気と癒しがもらえる動画。

「けいちょんチャンネル」

https://www.youtube.com/watch?v=RHDT-OY5ctQ 

「Bappa shota」

https://www.youtube.com/watch?v=kQxdFKRzsVw&list=RDCMUCcrpFRRYkH185Xb8D-JQT7Q&start_radio=1&t=41

 
 

「寺崎浩の思い出」再録

 

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今年は日大芸術学部創設百周年にあたる。わたしはその記念として二冊の本を刊行することにした。『ドストエフスキー曼陀羅──松原寛&ドストエフスキー』と『清水正ドストエフスキー論全集』第11巻である。先に予告したように後者は六月に刊行する。

近況報告

先日、久しぶりにもう一つのブログ「清水正研究室」を見ていたら、2009年6月に書いた「寺崎浩の思い出」を発見した。寺崎浩は横光利一内弟子日芸の非常勤講師として一週間に一度出講されていた。わたしがドストエフスキーの話をすると「横光先生から『悪霊』を読みなさい」と何度も言われたというような話をしてくださった。普段は寡黙な先生であったが、大学に残りたてのわたしには実に優しく接してくださった。わたしが23、4歳で寺崎先生は今のわたしの年齢ぐらいであった。

「寺崎浩の思い出」は多くの人に読んでもらいたいので、当ブログで再録することにした。

寺崎浩の思い出
清水正
2009年6月19日
わたしが日本大学芸術学部の文芸学科にティーチングアシスタントして残
ったのは学部を卒業した昭和四十七年の五月からであった。寺崎浩は小説家
で、当時文芸学科の非常勤講師をしていた。わたしは在学中、寺崎浩の授業
をとってはいなかった。わたしは大学の学科事務室の奥に衝立を作ってそこ
に閉じこもった。もっぱら、そこでドストエフスキーを読み、批評文を書い
ていた。当時はドストエフスキーの第二作品『分身』について批評していた。
寺崎浩とは学科事務室で、講義の合間に話すことが多かった。
寺崎浩はじつに寡黙なかたで、こちらから話しかけなければほとんど口を
開くことはなかった。しかし、わたしが質問したことに関しては丁寧に応え
てくれた。坂口安吾とドストエフスキーについて書いているとき、寺崎浩は
師匠の横光利一が、一時『悪霊』に凝っていて、彼を訪ねて来た者すべてに
『悪霊』を勧めていたという話を聞かせてくれた。横光利一に限らず、当時
の小説家はドストエフスキーの小説のなかでも、特に『悪霊』に惹かれたら
しい。坂口安吾は『悪霊』の影響を受けて『吹雪物語』を書いて挫折した。
横光利一は『悪霊』を研究して、語り手の問題を追求して「四人称」を提起
した。坂口安吾はそれを端的に「無形の説話者」として規定した。しかし、
いくら『悪霊』の叙述構造を分析しても、所詮『悪霊』の作品世界に肉薄す
ることはできなかった。
寺崎浩は横光利一が『悪霊』を熟読していたことを教えてくれたが、寺崎
自身が『悪霊』をどのように読んだかについてはいっさい触れることはなか
った。従って寺崎浩とドストエフスキーに関して議論するというようなこと
はまったくなかった。ことドストエフスキーに関しては、わたしは昔も今も、
ひとの話をきくということがない。気がつけば、ひとり熱くなってしゃべり
続けている。自分では記憶にないが、おそらく寺崎浩に向かっても、饒舌に
ドストエフスキーを語っていたに違いない。
耳に残ったのは、寺崎浩の「坂口君は……」といった言葉である。わたし
にとって坂口安吾や太宰治は教科書に載っている文学史上の小説家であった
が、そういった小説家をクン呼びする寺崎浩がなんかピンとこなかった。家
に帰って講談社が出していた日本文学全集の一冊を繙いたら、そこに太宰や
坂口安吾と並んで寺崎浩が写っていた。なんと年譜を確認すると、寺崎浩は
彼ら二人の先輩であった。このときから、妙に太宰や坂口安吾が現実味を帯
びてきた。
寺崎浩は、わたしが『分身』論を書くために、どうしても十九世紀ロシア
のぺテルブルクの地図が見たいという話をすると、ロシア大使館に勤めてい
たご子息を通して、わざわざそれを入手して手渡してくれた。
当時、卒業論文は助手、副手が講師の先生方の自宅まで手持ちで運んでい
た。卒業論文審査は二人の先生が担当するので、一人の先生の自宅を二度訪
ねることになる。ある日、わたしは寺崎浩ゼミの卒論を、同じ西武線の電車
に乗って運ぶことになった。寺崎浩は大泉学園に住んでいたので、江古田か
ら三十分ほど二人きりで話すことができた。
「小林秀雄は知ってますか」と訊くと、「小林さんと、酒の席で一緒のと
き、「君、女をどう思うかね」ときかれました」と言う。「どう答えたんで
すか」ときき返すと、「いやあ、そんなこと、いきなり言われてもね」と言
って黙ってしまう。小林秀雄が二十八歳で寺崎浩が二十六歳の頃の話である。
小林秀雄は『Xへの手紙』で「女は俺の成熟する場所だった」と臆面もな
く書いた文芸批評家である。中原中也の同棲相手であった長谷川泰子を奪っ
ておきながら、その女を捨てた男である。自殺を考えたりしながら、自らの
三角関係の体験を踏まえてドストエフスキーの文学世界に入り込んでいった
批評家としても知られている。
2009年6月20日(土曜)
当時、わたしにとって小林秀雄は乗り越えなければならない批評家であっ
た。小林に「女とは何か」と聞かれて、黙っていた寺崎浩が不甲斐なくも感
じて、わたしは話題を変えた。
寺崎浩の書斎は二階にあった。藤作りの椅子に坐って、わたしは娘さんが
運んでくれた日本酒を飲みながら、「唄を忘れたカナリヤは 後の山に棄て
ましょか。いえ いえ それはなりませぬ」という西条八十の詞に噛みついた。
寺崎浩は小説を横光利一に、作詞を西条八十に師事していたことを知ってい
たので、酒の勢いをかりて、心に思っていたことを遠慮なく吐きだした。
当時、わたしの唯一の友人は高知から日芸の文芸学科に入学した山形敬介
ひとりで、彼は十七歳の時に処女詩集『疑陽性』を刊行していた。ランボー
とル・クレジオに心酔し、文芸に入ってからは詩やシュールな短編を書いて
いた。わたしは詩人山形を〈カナリヤ〉に重ねていた。〈歌を忘れたカナリ
ヤ〉は裏のお山に穴を掘って埋めてやらなければいけない。そしてきちんと
線香を焚いて祀ってやらなければいけない。それが歌を忘れた〈詩人〉にた
いする礼儀だと思っていた。今もその思いに微塵の変更もない。
原稿を書いている時は、もちろん一言も発しないが、酒など飲んで文学の
話をはじめようなら、言葉は怒濤のように噴き出してくる。今も昔も変わら
ない、わたしの飲みのスタイルである。寺崎浩は饒舌で遠慮を知らない文学
青年の扱いを心得ていたのか、ただ黙って聞いていた。
寺崎浩の奥さんは徳田秋声の長女で、武蔵野音大に勤めていた娘さんが神
保光太郎を訪ねて昼休み時間に文芸学科の事務室によく顔を出していた。神
保光太郎は文芸学科の主任教授を務めていたこともあり、非常勤講師になっ
てからも学科事務室でお茶などを飲んでいた。わたしは在学中、一度だけ神
保光太郎の授業を受けたが、中原中也の詩を朗読するだけの、お世辞にも面
白い講義とは言えなかった。文芸学科で学生相手に話すことに、とうの昔に
飽いてしまった老詩人の倦怠がからだ全体に漂っていたが、本人はすでにそ
んなことにも頓着していないようだった。専任教授を退いてからの神保光太
郎は、ますます精彩を欠き、事務室のソファーに横になっていることが多か
った。
寺崎浩は二十代半ばのわたしに日本文芸家協会の入会を勧めてくれたり、
横光利一研究家の井上謙を衝立裏にまで案内して紹介してくれたり、研究上
必須の貴重な資料を提供 してくれたりした。なかでも忘れられないのは、
わたしが江古田の古本屋で入手した雑誌「露西亞文學研究」に関しての話で
ある。この雑誌は棚の一番下にまるでゴミのような扱いで置かれていた。背
表紙はほとんどが剥がれており、雑誌のタイトルを読み取ることもできない。
手にしてはじめて表紙に印刷された「露西亞文學研究」と判る。主人がつけ
た定価は五十円で、当時の立ち食いそばの値段位である。中を覗くとペレヴ
エルゼフの「露西亞批評史に扱はれたドストイエフスキイ」という論文が載
っており、ドストエフスキーを研究する者にとっては是非購入しておかなけ
ればならない雑誌である。
この雑誌がいかに入手困難な貴重本であったかは、後にドストエフスキー
文献収集家としても知られていた小沼文彦によって教えられた。近代日本文
学館や国会図書館にもない貴重本ということだったが、そんなことを知らな
かったわたしは、鉛筆で傍線を引いたり、書き込みをしたりしていた。知っ
てからは、もちろん意識的に丁寧に扱うようになった。
ところで、この雑誌をよく見ると、中身の一部が切り取られていることが
判明した。あまりにも古く、汚い雑誌で、よくよく見ないと切り取られた箇
所が発見できなかったのである。わたしは、さっそくそのことを、学科事務
室で休憩していた寺崎浩に話した。すると「いやあ、そういうことはよくあ
ったんです。検閲にひっかかって、雑誌自体が発行禁止になるかも知れない
という場合には、予めそういった危険のある作品を切り取ってしまうんで
す」という言葉がすぐに返ってきた。この貴重な証言を得て、わたしは早稲
田大学露文科の歴史を洗いなおす必要を感じたりもした。
※「露西亞文學研究」に関しては「幻の雑誌「露西亞文學研究」と米川正
夫訳『青年』をめぐって」(初出は「Д文学通信」五六一号・一九九八年十
二月二十五日。「ドストエフスキー曼陀羅」別冊・二〇〇八年一月二十日に
再録した)を参照のこと。
※寺崎浩のプロフィール「(講師)明治三十七年生。早大仏文科中退。詩
を西条八十、作曲を小松耕輔、小説を横光利一に師事。昭和十年『文芸春
秋』に小説「角」を発表、以後「楕円の脈」「森の中の結婚」「一家」「都
会の激流」等文芸雑誌に作品を発表。文芸家協会会員。日本ペンクラブ理
事」(「昭和51年度文芸学科講座内容一覧」に依る)。
日本大学芸術学部の講座は、昭和45年度に「創作論A」「文芸特殊講義
F」、昭和46年度に「作家作品論」「小説論」、昭和47年度に「小説論」
「文芸作品研究3」、昭和48年度に「文芸特殊講義E」「演習・(創作)」
「文芸作品研究4」、昭和49年度に「文芸特殊講義D」「演習・(創作)」
「演習・(創作)」、昭和50年度に「文芸特殊講義C」「演習・(創作)」
「演習・(創作)」、昭和51年度に「文芸特殊講義・」「演習・(創作)」
「演習・(作家作品)」を担当した。

 

『清水正・ドストエフスキー論全集』第11巻の目次

 

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 これを観ると清水正ドストエフスキー論の神髄の一端がうかがえます。日芸文芸学科の専門科目「文芸批評論」の平成二十七年度の授業より録画したものです。是非ごらんください。

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六月に刊行予定の新刊書の目次を紹介します。

清水正ドストエフスキー論全集』第11巻

松原寛とドストエフスキー 目次

 松原寛との運命的な邂逅

 ――日大芸術学部創設者・松原寛の生活と哲学を巡る実存的検証(1)――

 

 江古田での神秘的体験/ 

 「ドストエフスキー体験」の頃/ 

 江古田ケ原戦場/ 

 日大病院に入院/ 

 松原寛の著作を読む/ 

 『現代人の芸術』を読む/

   ――夏目漱石・釈迦・キリスト―― 

 松原寛の生誕地・島原半島

   ――キリシタンゴルゴタの丘――  

 信仰と功名心(ambitious)の狭間で/ 

 松原寛の螺旋的思弁/

   ――実業か学問か―― 

 多読と熟読/

    ――ドストエフスキー研究家・小沼文彦の思い出――

猛勉強した松原寛と、勉強した記憶のないわたし/ 

 病という休息/ 

 松原寛の思考パターン/ 

 松原寛とドストエフスキー/ 

 厨川白村の「苦悶の象徴」を巡って/

   ――松原寛の凄まじい憤怒のエネルギー―― 

 多読者松原寛とわたしの場合/ 

 信仰から懐疑へ/ 

 松原寛と宮沢賢治、そしてドストエフスキー

   ――父との対立葛藤に煩悶した求道者―― 

 わたしの母と父/ 

 我孫子

    ――小説家志賀直哉と植木職人清水政吉―― 

 絶対者として育てられたわたし/ 

 父と息子の対立葛藤のドラマ/

    ――志賀直哉三島由紀夫宮沢賢治の場合―― 

 志賀直哉の傑作『雨蛙』『城の崎にて』/ 

 父に求めた出版費用――志賀直哉の場合/ 

 父に求めた出版費用――宮沢賢治の場合/  

 

苦悶の哲人・松原寛

 ――日大芸術学部創設者・松原寛の生活と哲学を巡る実存的検証(2)――

 

 松原寛の処女評論「若き哲人の苦悶」/ 

 赤裸々な告白/

   ――不振と懐疑の洗礼―― 

 松原寛とラスコーリニコフ

   ――信仰と思弁の狭間で―― 

 要請された神/ 

 松原寛の解決し難き煩悶/

   ――理性と感情の締木にかけられた実存――

 松原寛の挫折体験/

   ――箭内真次郎が描く松原寛と、その原稿の行方―― 

 帰郷した二十二歳の松原寛と日芸三年のわたし/

   ――衰弱した身体と精神的煩悶の日々―― 

 ニーチェの信仰と哲学/

   ――松原寛とラスコーリニコフとの関連において―― 

 妹の力/ 

 見よ、この人なり/ 

 ニーチェの運命愛/

   ――〈十字架に掛けられたイエス〉対〈ディオニュソス〉の鏡像関係―― 

 わが道を行く孤高者ニーチェ

   ――期待する者への裏切りと独自の途の踏み込み―― 

 優れた息子を持った父親の葛藤・苦悶/

   ――宮沢賢治の場合―― 

 正真正銘の天馬/

   ――志賀直哉の場合―― 

 我孫子での志賀直哉/ 

 松原寛の書かれざる〈姦淫の罪〉/ 

 松原寛のキリスト教入信の欺瞞/

   ――松原寛の基督像の矛盾――

〈現在〉優位型の思索家・松原寛/

   ――祖述能力に卓越した概論家の俯瞰―― 

 松原寛の哲学徒としての野望と挫折/ 

 松原寛と日本大学

   ――山岡萬之助・円谷弘・松原寛―― 

 松原寛におけるスピノザ

   ――永恒の相の下に愛を求めんとする――

論理と神秘的交感の真景/

   ――思弁と信仰の揺らぎのままに生涯を全うした哲学者―― 

 煩悶し求道する哲学者・松原寛/

   ――松原思想が凝縮された処女論文――  

 

ドストエフスキー放浪記

 ――意識空間内分裂者の独白――

 

罪と罰』における「ラザロの復活」再検証

 「ラザロの復活」朗読場面/

   ――米川正夫訳と江川卓訳よによる検証―― 

  ラザロの復活/

  ラザロの復活と死/ 

 〈ラザロの復活〉の立会人スヴィドリガイロフ/ 

  ソーニャとスヴィドリガイロフ/ 

 〈嵐〉の立会人/ 

  ダイナミックなテキストの再構築/

   ――「ラザロの復活」場面に新たな照明を与える―― 

  信仰と革命と、そしてキョム/

 ドストエフスキー罪と罰』再読

   ソーニャとレベジャートニコフ/  

  ソーニャの前に〈突然〉ひざまずくラスコーリニコフ/ 

  いったいラスコーリニコフは〈誰〉なのか?/

   ――キリストを演ずるラスコーリニコフ――  

  演出構成家として再構築した〈ラザロの復活〉/ 

  共に踏み越えた〈狂信者〉(юродивая)ソーニャと〈不信心者〉(безбожник)ラスコーリニコフ/ 

 「ラザロの復活」の〈立会人〉(свидетель)スヴィドリガイロフの〈奇蹟〉/ 

  様々なキリスト〈幻像〉/

   ――ソーニャとラスコーリニコフにおける形而下的な問題―― 

  レベジャートニコフとキリスト幻像/

  冤罪事件の〈法廷〉場面/  

  ソーニャの部屋を訪れるレベジャートニコフ/ 

  ソーニャの部屋を訪れたレベジャートニコフ/ 

  ラスコーリニコフとソーニャの霊肉一致の濡れ場(《嵐》=буря)/ 

  ラスコーリニコフとソーニャの関係性/

 〈取引き〉に応じたソーニャ/ 

  情熱的なソーニャ/  

 〈苦しみ〉(страдание)/ 

 〈斧〉(топор)にこだわった理由/ 

  檄文の時代/

   ――〈元大学生〉の社会的背景を探る―― 

  ラスコーリニコフにおける〈革命〉と〈神〉/

   ――ドストエフスキーの〈転向〉問題――  

  漫画的な設定/  

 〈嵐〉の〈立会人〉スヴィドリガイロフ/  

 〈霊肉合一〉をはたしたロジオンと〈淫蕩漢〉スヴィドリガイロフの会話/  

  ロジオンとスヴィドリガイロフの最後の会見場面(1)/ 

 『罪と罰』に対する編集者の〈介入〉/ 

  ロジオンとスヴィドリガイロフの最後の会見場面(2)/

  スヴィドリガイロフとソーニャの最後の会見場面/

 

あとがき/ 

 

ドストエフスキー『罪と罰』における死と復活のドラマ(2015/11/17)【清水正チャンネル】 - YouTube

ドストエフスキー曼陀羅─松原寛&ドストエフスキー

(D文学研究会星雲社発売)

本書はドストエフスキー生誕200周年・日芸創設100周年を記念して刊行されました。

購読希望者は全国の大型書店及びネットショップで入手してください。

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表紙と帯

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公告

これを観ると清水正ドストエフスキー論の神髄の一端がうかがえます。日芸文芸学科の専門科目「文芸批評論」の平成二十七年度の授業より録画したものです。是非ごらんください。

ドストエフスキー『罪と罰』における死と復活のドラマ(2015/11/17)【清水正チャンネル】 - YouTube

 

池田大作の『人間革命』を語る──ドストエフスキー文学との関連において──」

動画「清水正チャンネル」で観ることができます。3回に分けてありますので是非最後までご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=bKlpsJTBPhc 

https://www.youtube.com/watch?v=I-qg45NxyKQ

https://www.youtube.com/watch?v=B1grbVxCc0o

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D文学研究会刊行著書広告

   清水正への講演依頼、清水正の著作の購読申込、課題レポートなどは下記のメールにご連絡ください。
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  清水正の著作はアマゾンまたはヤフオクで購読してください。

https://auctions.yahoo.co.jp/seller/msxyh0208

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清水正ドストエフスキー論全集

 

    ドストエフスキー文学に関心のあるひとはぜひご覧ください。

清水正先生大勤労感謝祭」の記念講演会の録画です。

https://www.youtube.com/watch?v=_a6TPEBWvmw&t=1s

 

www.youtube.com

 

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『清水正・ドストエフスキー論全集』の第11巻は6月に刊行

 

清水正の著作の購読申込、課題レポートなどは下記のメールにご連絡ください。
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 近況報告

昨日は地元の病院で診察。久しぶりに外出。相変わらず家では読書、動画、そして「罪と罰」論の執筆。「江古田文学」は七月にドストエフスキー生誕200周年を記念して特集を組む。大学の教え子と知人に原稿依頼。6月に刊行予定の『清水正ドストエフスキー論全集』第11巻の校正もほぼ終わった。栞原稿も窪田尚、此経啓助、下原敏彦氏より頂いている。間違いなく6月には刊行できそうである。

これを観ると清水正ドストエフスキー論の神髄の一端がうかがえます。日芸文芸学科の専門科目「文芸批評論」の平成二十七年度の授業より録画したものです。是非ごらんください。

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ドストエフスキー『罪と罰』における死と復活のドラマ(2015/11/17)【清水正チャンネル】 - YouTube

ドストエフスキー曼陀羅─松原寛&ドストエフスキー

(D文学研究会星雲社発売)

本書はドストエフスキー生誕200周年・日芸創設100周年を記念して刊行されました。

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表紙と帯

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ドストエフスキー『罪と罰』における死と復活のドラマ(2015/11/17)【清水正チャンネル】 - YouTube

 

池田大作の『人間革命』を語る──ドストエフスキー文学との関連において──」

動画「清水正チャンネル」で観ることができます。3回に分けてありますので是非最後までご覧ください。

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清水正ドストエフスキー論全集

 

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清水正先生大勤労感謝祭」の記念講演会の録画です。

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