小林リズムの紙のむだづかい(連載538)

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春日野日出志白土三平池上遼一勝又進蛭子能収水木しげる滝田ゆう、の八人。百枚ほど書いて、頁数の関係で二十枚ほど削除した。今回の企画に関しては全面協力、わたしの友人たちにも声をかけて執筆していただいた。此経啓助、下原俊彦、山下聖美、猫蔵、荒岡保志各氏にお願いした。



上製本・294頁。定価1800円+税。装丁・森嶋則子

清水正ドストエフスキー論全集』第七巻。2014年7月31日刊行。D文学研究会発行・星雲社発売。A五判上製585頁。定価7000円+税



清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載538) 
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
小林リズムの紙のむだづかい(連載538)

【だってやっぱりくすぐったいし】


 


「自分が夫の愚痴を言うのはいいけど、他人から自分の夫の悪口を言われるのは嫌なんだよねぇ」
 と、母がずいぶん昔にママ友同士の会話のなかで言っていたことがあった。最近その言葉をふと思い出すことがあって、ああそうかもしれないなぁなんて思った。これは夫だけでなくて子どもや恋人や、仲の良い友達のことも共通して言えることなのかもしれない。自分ではいくらけなしたりいじったりしてもいいけど、他人から言われるとムッとする。それだけでなく、
「いや、でもあの人には、こんないいところがあってね……」
 なんてさっきまで文句をならべていたのに、急にフォロー側にまわってしまう。なんなんだろう、あの意味の分からない本能的な愚痴&フォローのやりとりは……。

 そういえば昔から、私と弟はくすぐったがりだった。ふたりで勝ち負けのあそびをしているときでも、ペナルティとしてこちょこちょし合った。歳を重ねるごとに免疫がついたのか、あの頃ほどにくすぐったいとは感じないけど、それでも未だに首はくすぐったい。難関は美容室で、首回りにタオルを巻かれたりするとこそばゆくてにやけてしまうこともある。他人から触られるとなんとなく具合が悪いけれど、でも自分で触るぶんには全然ふつう。首に日焼け止めもぬれるし、リンパマッサージ的なものだって余裕でできる。

 自分では触れてよくても、他人から触れられるのはよくないという点は、先に書いた話と似ているかもしれない。自分で自分のことを「ばかだなぁ」とか「もっと痩せたほうがいいなぁ」なんて思っても、他人からそれを指摘されると許せない。それどころか「いや、わかるし」とか「これくらいの体型のがベストなの」なんてムキになって言い返す。

 要は、味方であり絶対に裏切らない自分なら言っていいことでも、味方以外の立場の人は言ってはいけないということなのだろう。自分のエリア内のことなら悪口でも文句でも愚痴でもつらつらと言ってオッケーだけど、それはあくまでその自分の発した悪口や文句を包括して相手を受け入れる心のキャパをもってしていえる話。それがないのにその人の愚痴を言う人は、敵とみなされる。だからやっぱり夫や恋人や親やら子どもの愚痴を聞かされたときには、間違っても「うわ、本当にお宅の○○さんって最低なのね」なんて言ってはいけない
「でもお宅の○○さんはこんな一面もあって素敵じゃない。羨ましいわぁ」
 なんていういかにもなオバサントーンで返したほうが正解なのかもしれない。







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