小林リズムの紙のむだづかい(連載458)


清水正ドストエフスキー論全集』第七巻。2014年7月30日刊行予定。
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載458)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
小林リズムの紙のむだづかい(連載458)

  【変なかっこつけと嘘つき】

 たとえば初対面で、きっとこれから先も会うことはないだろう人と会話をするとき。
「仕事、何してるの?」
「バイトしたり、書いたり……」
「へえ、バイトってどんな?」
「うーん、ざっくり言うと、ウェブ系です」
 勢いでそこまで話して、一度は言葉を切ってこう続ける。
「前までは(洋服の)青山で働いてました」
 嘘と本当のまざった、ぎりぎりのラインで話を進めるのが好き。様子を伺ってよたよたと綱渡りしながら、相手が気づくまで会話を続ける。
「青山! へえ、いいね。どんな仕事やってたの?」
「そりゃあ(洋服の)青山ですから、服とか(ネクタイピンとか、ポケットチーフとかの)雑貨を売っていましたねー」
「……ふうん? お洒落なお店なんだね」
「そうですね、スーツを着ている中年男性がよく買いに来ていました」
「……うん?」
 相手の絶妙な顔を見ながらネタ晴らしするのが面白い。

 あと、リズムという名前で生きていると初対面で10分くらいは場が盛り上がる。
「ご両親が音楽されてるとか?」
「してないですし、私もしていません。なぜかリズムとかつけられて……。あと、親も暴走族じゃないし、地味です」
「……そうなんだ(苦笑)。私の知り合いにも珍しい名前の子がいるよ。たしかハーモニーちゃんっていう子とか、クジャクちゃんっていう子とか」
 それからしばらくは、知り合いの変な名前(キラキラネーム)合戦がはじまる。私がこれまで聞いてきたのは、メロン、レモン、イチゴ、トム君とソーヤ君の兄弟とか、いろいろ。一通り盛り上がり終えると「そういえば、兄弟はいるの?」と聞かれることが多い。
「弟がいますよ。2歳年下です。今は就活真っ最中なんですよー」
「そうなんだ! ねえ、弟はなんて名前?」
 たいてい好奇心に満ちた顔で聞いてくるから、私はどうしても期待を裏切りたくないと思って、
「あ、カスタネットです」
 と言うことにしているのだけど、そうするとさすがに相手は絶句して引く。それかものすごく気を遣って、スゴーイと感動してくれる。カスタネットって、どんな漢字で書くの?っと聞かれて、頭のなかで感じを思い浮かべる。「勝種津富」とか? 「可蔦熱都」とか? やっぱり、カスタネットはないとリズムのくせに思う。
 

小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
http://ameblo.jp/nanto-kana/

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