『清水正・ドストエフスキー論全集』第六巻『悪霊』の世界

清水正ドストエフスキー論全集』既刊五巻の紹介。第六巻『「悪霊」の世界』は九月に刊行の予定。六百ページを越えるため校正に手間取っている。

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。
ここをクリックしてください エデンの南   清水正の林芙美子『浮雲』論連載    清水正研究室  
D文学研究会発行本   グッドプロフェッサー

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の第一話「未来の国からはるばると」の最初の見開き二ページに関して八十分の講義と、つげ義春の『チーコ』に関する講義がアップされています。下をクリックするとつながります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp
http://www.youtube.com/user/kyotozoukei?feature=watch




清水正ドストエフスキー論全集』第六巻『悪霊』の世界
九月に刊行予定



清水正ドストエフスキー論全集

ドストエフスキー文学は20世紀の100年をまたぎ超えてゲンダイ文学であり続ける。今ここに、清水正ドストエフスキー論の全貌が明らかになる。
第一巻『萩原朔太郎ドストエフスキー体験』A五判上製 393頁 定価 本体3500円+税
萩原朔太郎ドストエフスキー 朔太郎が読んだドストエフスキーの本」「書簡に見る萩原朔太郎ドストエフスキー」「わがドストエフスキー体験を語る 埴谷雄高二やの「ドストエフスキーの摂取」を読みながら」を収録。
第二巻『停止した分裂者の覚書 ドストエフスキー体験』A五判上製375頁 定価 本体3500円+税
革命よりもドストエフスキーだった青春! 執筆時19歳、清水正処女批評集収録。五大作品論の他に「不条理の世界― カミュドストエフスキーか」「テキストの解読と最構築―志ん生落語『もう半分』とマルメラードフの告白をめぐって」「ドストエフスキー体験を書いていた頃」を収録。
第三巻『ドストエフスキー罪と罰」の世界』A五判上製535頁 定価 本体3500円+税
雄大な想像力の飛翔によって作品世界の神奥へと参入!! 謎解きを超えた『罪と罰』論の決定版。三十代前半、渾身の力を込めて書き上げた千枚を越す画期的な作品批評。ロジオン、ソーニャ、スヴィドリガイロフの「踏み越え」を検証。ルージンやラズミーヒンなど脇役たちにも十分な照明を与え、730歩の象徴的意味や老婆殺しの時間までも推察する。
第四巻『手塚治虫版「罪と罰」を読む』A五判上製415頁 定価 本体3500円+税
手塚治虫の深奥に潜む虚無を露わにする。千枚を超える手塚版『罪と罰』を批評して浮上してきたのは、手塚治虫は神も、革命も、そして愛すら信じられない虚無の荒野にたたずんで、膨大なマンガ作品を書き続けた闘士であったということである。原作『罪と罰』おける重要な場面を容赦なくカットした手塚が抱え込んでいた虚無ははてしなく白い。
第五巻『「罪と罰」論余話』A五判上製395頁 定価 本体3500円+税
第一部「『罪と罰』再読」。第二部「『罪と罰』論余話」。第三部「ヒングリーの『ニヒリスト』をめぐって」。第四部「工藤精一郎訳『罪と罰』の二つの問題場面」。第五部「現在進行形の『罪と罰』」を収録。ロジオンがシベリアで復活の曙光に輝く場面に現れるソーニャは実体感のある〈幻〉(ヴィデーニィエ)であったという、衝撃的な新説を展開。

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