手塚緑敏の実家を訪ねる。

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十一日は午前七時半に起床。温泉に入った後、八時半朝食。九時過ぎに手塚宅に電話、事情を説明して取材を申し込み快諾を得た。午前十時過ぎ、タクシーで三十分、手塚宅へ到着。門の前で現在の当主、手塚博行さんが出迎えてくださった。博行さんの父・司さんは三年前に逝去されたということであった。博行さんと奥さん、息子さんの剛司さんにいろいろとお話を伺うことができた。緑敏が描き残した絵画二点と、手塚緑敏一家の写真や川端康成の未発表書簡などを見せていただくことができた。持参したカタログ雑誌「林芙美子の芸術」を二冊ほど手渡すことができた。博行さんには二年後の林芙美子生誕110年記念にあたっての展示やカタログ作成の協力などをあらためてお願いした。緑敏の絵画は何点か林芙美子文学館にも預けてあるということであった。とつぜん訪問したにも拘らず気持ちよく対応していただき感謝のもうしあげようもない。前にも書いたが、芙美子研究における緑敏の功績は大きく、専門の絵画に関しても評価し直さなくてはいけないと思っている。

手塚家の当主、手塚博行氏


手塚緑敏を囲んだ親戚一同の写真。ここには博行さんの父・司は映っていない。緑敏の実家が解体される前の昭和三十四年頃の写真とか。

林芙美子の色紙

手塚緑敏の絵画「鱈」

手塚家の玄関に飾られた手塚緑敏の絵画。残念ながらガラスに反射してよく撮影できなかった。

手塚剛司(左)さんの名前は博行さんに父・司さんの字を採っている。日当たりのよい廊下で記念撮影。