「マンガ論」は手塚治虫版『罪と罰』講義と演技

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「マンガ論」は手塚治虫版『罪と罰』講義と演技で盛り上がる。講義が苦手な演劇学科演技コースの受講生に、ラスコルニコフと老婆アリョーナのやりとりの場面を演技してもらうと、急に生き生き、一気に教室は熱気に包まれる。


手塚治虫版『罪と罰』より

受講生の感想
日本のマンガやアニメは世界的にも評価が高いのに、政府はそれを売り込むのに消極的だと私も以前から感じていた。
(放送 宮川晃典)

ドストエフスキーが非常に切迫した時代に『罪と罰』を執筆したことが分かった。
日本はマンガやアニメ等の文化面で戦略的にやっていかなければならないという話に賛成です。
(文芸 吉川萌)

今丁度手塚治虫『漫画家入門』を読んでいるのですが、確かに「天才」より「秀才」な人柄が読みとれます。
(文芸 峯里織子)

罪と罰』は読んだことがなかったのですがマンガを読むとだいたいの内容が理解できました。原作も読んでみたい気持ちになりました。面白かったです。
(映画 小野寺志織)

可愛いタッチのマンガなのになぜかスラスラとは読めないなあとは思っていました。手塚治虫さんの作品は読んだことがなかったので、これを機会にもっと興味を持てそうです。
(映画 山田麻沙子)

「超一位になれ。「でも」とか「けど」とか言うな。毎日起きたら「おれはスゴイ」と千回くらい唱えろ」
↑この言葉、胸にとどめておきます。
(美術 石井悠子)

今日ラスコーリニコフやりました。ウォーミングアップが必要だったなぁ。ドストエフスキーにおける空間の描き方を私どものつたない演技でできるかは大いに不安です。
(演劇 大迫右典)

天才と思いこんだ若者、まさに現代にも見られますね。だから『罪と罰』はウケルのだろうと思いました。
(演劇 三田悠希)

先生の手塚治虫が秀才であるという考え方がすごい共感できた。今度『罪と罰』読んでみようと思う。
(放送 藤岡晃維)

結局なぜ主人公をお金持ちのような身なりで描いたのか分かりませんでした。原作の小説をまだ読んでいないので読み比べしてみたいなと思いました。
(文芸 佐野友美)

‘あれ’が皇帝殺しだと言われた時、そこまでドストエフスキーは考えていたのか、と関心しました。今度は自分なりの解釈で『罪と罰』を読んでみたいです。
(文芸 澤田石円)

自分で読むのでは全然気にとめなかった所に色々な意図がありおもしろっかった。
人相の描き方で随分変わるのだな、と思った。
(文芸 浅沼杏奈)