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志賀直哉の「雨蛙」を大学院の授業で取り上げる。
わたしは志賀直哉に関しては『志賀直哉とドストエフスキー』と『志賀直哉──自然と日常を描いた小説家』を刊行している。志賀直哉の代表的な作品に関してはほとんど批評したが、今まで授業で扱ったことはない。わたしが「文芸批評論」や「文芸特殊講義」で扱う作家はドストエフスキー、宮沢賢治、林芙美子などに限定されていた。「文芸批評論」などは『罪と罰』だけで一年間の授業が終えてしまう。
今回、大学院の「日本文芸特論Ⅰ」の受講者は一人なので主に電話で授業を展開している。モーパッサンの『ベラミ』の最初の一行で一時間を費やすような講義を雑談風に展開しているが、先日は、『雨蛙』を取り上げることにした。志賀直哉は大正四年に我孫子に居を構え、大正十二年に我孫子を出ている。我孫子在住八年間に代表的な作品を書きあげている。『雨蛙』は我孫子在住最後の作品である。わたしはこの作品を志賀直哉の最高傑作とみなしている。授業のために久しぶりに自分の批評を読み返したが、この考えに揺らぎはない。
授業は『雨蛙』から、いつの間にか美空ひばりの歌謡論にとんだりしたが、この授業はアッという間に時が過ぎる。授業内容を文字に起こせば相当な分量になるだろう。具体的に紹介できないのは残念であるが、興味のあるかたは『志賀直哉』(2005年 D文学研究会)所収の「『雨蛙』を読む──志賀文学の可能性の極北──」をお読みいただきたい。
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「清水正研究」No.1が坂下ゼミから刊行されましたので紹介します。
令和三年度「文芸研究Ⅱ」坂下将人ゼミ
発行日 2021年12月3日
発行人 坂下将人 編集人 田嶋俊慶
発行所 日本大学芸術学部文芸学科 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
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