「江古田文学」97号に「動物で読み解く『罪と罰』の深層」を掲載



今日は午前中は日大病院皮膚科へ。神経痛は相変わらず。痛みに慣れるということはなく、毎日不快な思いで生きている。日本に一人ぐらい神経痛を治せる医者はいないものなのか。今、『地下室の手記』について書き進めている。電車の中と江古田の喫茶店で執筆。執筆中は少し痛みが和らぐ。大塚ひかりに『からだで感じる源氏物語』があるが、今わたしは「からだで感じるドストエフスキー」といった感じで書き進めている。『地下室の手記』はわたしが初めて読んだドストエフスキーで、以来半世紀以上にわたってドストエフスキーを読み続け批評し続けている。『地下室の手記』論は『ドストエフスキー 中期二作品』(1981年10月 呼夢書房)に収録してある。実に四十年ぶりに『地下室の手記』を読んでいるが、実にいろいろな発見があり面白い。地下男とロジオン・ラスコーリニコフ、リーザとソーニャの関係など読めば読むほど面白い。
 
 今年の三月に刊行された「江古田文学」97号に「動物で読み解く『罪と罰』の深層」を掲載してある。これは連載の予定である。興味のある方は江古田文学会にお問い合わせください。電話は03-5995-8255


清水正ドストエフスキー論全集第10巻が刊行された。栞原稿の一部を紹介します。
清水正・ユーチューブ」でも紹介しています。ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=wpI9aKzrDHk

https://www.youtube.com/watch?v=MlzGm9Ikmzk

これを観ると清水正ドストエフスキー論の神髄の一端がうかがえます。日芸文芸学科の専門科目「文芸批評論」の平成二十七年度の授業より録画したものです。是非ごらんください。

清水正の著作はアマゾンまたはヤフオクhttps://auctions.yahoo.co.jp/seller/msxyh0208で購読してください。
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日芸生は江古田校舎購買部・丸善で入手出来ます。