小林リズムの紙のむだづかい(連載348)
清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演などを引き受けます。
Ｄ文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正・ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。Ｄ文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価（送料無料）でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
清水正の著作はここをクリックしてください。
http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D
ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/
四六判並製160頁 定価1200円＋税
京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
『ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp
清水正へのレポート提出は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/
小林リズムの紙のむだづかい
【雪がふるんだってっていう内容だけでメールしたい】
あさっては大雪になる可能性があるとニュースで流れていた。「ええ！あさっても雪ふるの！？また！？」とひとりで興奮して、誰かに猛烈にそのことを言いたくなった。
なんの脈絡もなく、
『あさって、雪ふるんだって！』
という内容だけでメールを送りたい…！と思った。けれど自分の一方的な都合だけでメールを送り付けられる相手なんてかなり限られていて、気の置けない友達と親くらいだなぁと気づいた。
そうだった…。忘れかけていたけど、私は人付き合いが得意でない。人と衝突してくることを避けてきたから、心に深く傷を負うような経験もしたことがない。だから人の痛みにはかなり鈍感かもしれない。自分の心には分厚くて高い柵をつくって、セキュリティシステムを完備して守りに入っている。いつも私だけが安全地帯にいて、遠くから他人様のドラマを眺めている。
…ということに、大学を卒業してから気づき始めて、今はそれを変えていこうと思っているのだった。そんななかで相手の気持ちを想像してみたら、あまりにも正解がわからなくて呆然とした。相手のことを考えて行った行動がまったくためになっていなかったり、結局は自分のためじゃんと思ったりもして、もーう、へとへとだ。
私は何かに頼ったり助けを求めたりすることがとても苦手だから、極力頼らずに、そして寄りかからずに過ごしていきたいと思っていたのだけれど、これまでそれが叶っていたのは、私の不調をなんとなく察して、それとなく手を差し伸べたり支えたりしてくれる人がいたおかげなんだと思った。
話しがズレたけれど『あさって、雪ふるんだって！』というどうでもいいことを一方的に聞いてほしい。けれど、送られてきたほうは返信に困るかもしれないとか面倒かもしれないとか、そんなことを考えていたらなかなか送れない。相手が「ああ、メール返信しないと…」という義務感やプレッシャーを感じた瞬間に、私の『あさって、雪ふるんだって！』というメールは相手にとっての負担になってしまう。私がしたいのは、それじゃないんだよなぁ。返事なんてなくてもいいから、あーハイハイって一方的に受け取ってほしい。私は送るだけで満足して、あさってに雪がふったら、そういえばって思い出して『ほんとに雪ふったね』っていうシンプルな返信があれば、それだけでいいんだ。
小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか？」
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