本日は大学の研究室で『ドストエフスキー「悪霊」の世界』の校正。ようやく四分の一ほど終わった。引用文の校正は、まずテキスト本を探し出すのが一苦労。森有正の『ドストエーイスキー覚書』は初版本はあったが、筑摩叢書本が見当たらず、急遽アマゾンで購入することにした。が、今日、文芸学科の資料室にあることが分かった。『罪と罰』の引用はグリーン版文学全集の米川正夫訳、サドからの引用は渋沢竜彦訳の何々…とにかく校正する前に揃えなければならない本を探すのに一苦労。が、二十二年ぶりに自分の書いたものを読み返すと、いろいろ思うところがある。