山崎行太郎さんの講演「保守論壇を 愚者の楽園化 したのは誰か?」を聞きに行く

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清水正の著作   D文学研究会発行本
七月二十六日は山崎行太郎さんの講演「保守論壇を『愚者の楽園化』したのは誰か?」(月刊日本特別講演会)を聞きに行く。山下聖美さん、藤野智士君と新江古田駅から青山一丁目駅まで電車。歩いて十分、会場の赤坂区民センター4階第1会議室に辿り着く。午後六時から講演開始。会場は満席で七十人ほどが集まっていた。山崎行太郎氏の講演は時間がたつほどに熱気をおび、毒舌もさわやかに、さすが毎日「毒蛇通信」でブログを更新しているだけのことはある。私は一番前の席に陣取り、たくさん写真撮影した。主義者は変わり身が早く、節操がない。一貫して作品を創造する現場に立ち続ける者だけが歴史に残る。考えるという行為は、主体が対象にじかに立ち向かうことであり、主義やイデオロギーといった色眼鏡で世界を染め上げることではない。この日の山崎さんはいつもよりテンションが高く、それでいて親しみのある笑顔があり、会場は熱気のなかにもなごんだ雰囲気に包まれていた。講演がおわって、会場にいた野本博さんを誘い、四人で「笑笑」に寄り、生ビールで乾杯。たくさん飲みました。帰りは千代田線の表参道駅から我孫子まで林芙美子の『浮雲』論を書き続ける。




居酒屋「笑笑」で。野本博さんと藤野君。