ベトナム研究旅行(連載1)

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ベトナム研究旅行
(連載1)

七泊九日のベトナム研究旅行より本日七日に帰ってきた。
出発したのは八月三十日。今回のメンバーは七人。林芙美子の研究、特に『浮雲』の舞台となったダラットを訪れるのが第一の目的。『浮雲』を読む限り、林芙美子がダラットを訪れていることは明白だが、そうではないと考える研究者もいるそうで、わたしは不思議でならなかった。テキストを読めば、ダラットの光景が単なる想像力の産物でないことぐらいはわかるし、それがわからない〈研究者〉とはいったいなんだろうと思う。『浮雲』論を書き始めて三年目になるが、わたしは林芙美子のダラット描写にごく自然なリアリティを感じ続けている。詳しいことは『浮雲』論を読んでもらうことにして、今回はベトナム旅行の模様を写真を主体にして報告していこうと思う。
まずは旅行前日の準備段階から。

八月二十九日。旅行の準備整う。我が家のミーコ。

常磐線成田行きの電車に乗る。午前六時三十分発。窪田尚さんと我孫子駅で待ち合わせ。成田まで一時間弱。藤野君より℡あり、携帯を忘れたので少し遅れるとのこと。

七時半に成田空港に到着。レストランで朝食。

レストランの窓から空港を見る。

これを食べました。


メンバー全員がそろったので、両替所で円をドルとドンに換える。

林芙美子研究に関心を抱き始めた山崎行太郎さんと詩人の窪田さん、林芙美子研究をすすめる大学院生の藤野くん。


搭乗口へと向かいます。画面中央の後ろ姿は此経啓助さん。


搭乗を待つ。

飛行機からの眺め。

席は窪田さんと一緒。

飛行機の中ではロープシンの『蒼ざめた馬』論を執筆。

山崎行太郎さんは寸暇を惜しんでブログ記事を打ち込んでいる。

飛行機からの眺め。わたしは雲にみとれた。わたしは高校時代に書道を専攻。清水空雲という名前をもらった。