どうでもいいのだ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載42)
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どうでもいいのだ
──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載42)
談志の生意気ぶり
談志の生意気ぶりは次のような場面に端的に表れている。
師匠は、はじめわたしに柳家つばめをもらってやるといったが、この名はどうも好きになれない。ならいっそのこと小ゑんのままでどうでしょうかとわたしはいったら、こっぴどく怒られた。“小せんにしてもさん助にしても、みな師匠のいうとおりになったのに、どうしてお前はオレのいうコトがきけないのか”という。じゃあ“何でもハイハイと聞くのがいいのですか”と師匠に聞くと、それがいいんだという。
しかし、わたしはどうも素直になれずもっと、芸人として広範囲に活躍できる名前が欲しかったし、柳家の出世名前である小三治(師匠も小三治から小さんになった)などもいいなと思ったが、人間がよくないてんで、くれそうにもない。(161)
師匠の言うことを聞かない弟子、そんな弟子を心の底から可愛いと思う師匠はいない。気むずかしい師匠ならとっくに破門にしているだろう。小さんの場合、しょうのねえやろうだ、ぐらいでおさめているが、これがほかの師匠だったらまずはこの時点で決裂である。
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