小林リズムの紙のむだづかい(連載525)



清水正ドストエフスキー論全集』第七巻。2014年7月31日刊行。D文学研究会発行・星雲社発売。A五判上製585頁。定価7000円+税



清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載525)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

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京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
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小林リズムの紙のむだづかい(連載525)

【裏返してみると】

 


 人の気持ちなんて本当にわからないから、憶測で進めるしかなくて「こういう事情でこんなことをしたんだろうな」と勝手に解釈して突き進んでしまう。で、あとから人づてに事実を聞いて後悔したり罪悪感を持ったりということがほとんどだ。殊に私はそれが顕著で、マイナス方向に突き進みながら相手の気持ちを置き去りにしていってしまうことがよくある。だから、些細な言葉のひとつひとつを裏返して確認してみなきゃいけない。ポロシャツに刺繍されているワンポイントだって裏返せばこんがらがって判別不能のただの糸の塊みたいになっていたりするし。たぶん恋愛でいえばこんな感じ。

表「前にも言ったじゃん!」→裏「私のことをもっと尊重してよ」
表「なんでわかんないの?」→裏「私のことをわかってもらえなくて寂しい」
表「仕事と私どっちが大事なの?」→裏「私との時間も大事にしてほしい」
表「私といても楽しくないんだね」→裏「甘えさせてほしい」
表「もういい、別れて」→裏「引きとめて」のサインかもしれない。

 でもみんなそんなに裏返したりしないし、見える部分だけで理解してしまうから、ああそうじゃないのにと思いながら悔やんだり意図しない方向へ進んでしまって後戻りできなくなる。あとで裏返されて「本当はこうなってたの」と見せられてびっくり。そんなに深い意味が込められていたなんて知らなかった。わかろうともしなかったって己の浅はかさに反省する。延々とその繰り返し。

 傷つきたくないという防衛本能が働くと本当にワンポイントの表面しか見られなくなって、裏側を見る前に理解したつもりになって逃げようとしてしまうし、反対に「察してほしい」と相手に汲んでもらうことばかり求めていて自分で何もしないのは単なる甘え。手を伸ばさないのに手に入れようなんて無理なのだ。

 だからはじめから裏側を見せる努力をして、感謝と愛情は惜しまずに素直に伝えるのが一番幸せの近道のような気がするのだけど、みんななかなかそれを選べないっていうことはそんなに簡単に一筋縄でいくような問題でもないのかな。劣等感ゆえのプライドとか自意識とか傷つきたくないという気持ちとか相手への気遣い配慮もろもろが働くと、ついつい大事なことをすっ飛ばして変なところを経由していくものなのかも。





小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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