ベトナム研究旅行(連載6)

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ベトナム研究旅行
(連載6)
八月三十一日は朝六時(現地時間午前四時)起床。シャワーを浴びた後にベトナムコーヒーを飲みながら『蒼ざめた馬』論を執筆。これが旅行中の日課となった。八時半にロビーに集合。食堂で朝食。中華、洋食、ベトナム料理ありのバイキングで、朝からたっぶり食べることに。ホテルの前はバイクと車がひっきりなしに走り回り、歩行者は一時の油断もならない。日本語堪能なベトナム人のニャーさんのガイドでチョロンのビンタイ市場へ向かう。中華系の市場で中は品物が溢れんばかり。ここでトイレに入ったが、有料で、流しは手桶で担当の者がする。日本のマンガがベトナム語訳されて売られていた。日本から来たことを知った売り子のおばさんがプレゼントしてくれた。人種を越えた暖かい人情を感じた。同行の藤野くんが日大新聞社からの電話で応募した小説が大賞を受賞したとか。とつぜんの朗報に藤野くんの頬がゆるむ。





小型のバスに乗り、ガイドの説明を聞きながら市場へと向かう。





ビンタイ市場に着く。たくさん写真撮影したがカメラの不具合で、市場の活気を伝えることができないのが残念。