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清水正・画
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イヴァンはアリョーシャの言葉を受けてすぐに答える「ああ、それは『罪なき唯一人』とその血のことだろう! どうしてどうして、この人のことは忘れやしなかった。それどころか、どうしておまえがこの人を引き合いに出さないのかしらんと、長いあいだふしぎに思っていたんだよ」と。
イヴァンはアリョーシャとの対話の前に、不断にキリストとの内的対話を展開してたいたことは明白である。それは次に語られるイヴァンの劇詩によって具体的に知ることができる。が、今わたしは「大審問官」の劇詩に立ち入る前に、とりあえず、これまでのイヴァンとアリョーシャの対話場面だけでキリストの問題を検証してみたい。ドストエフスキー文学全体を通して結局、問題にしなければならないのはキリストということになる。
日本においては内田魯庵が『罪と罰』を翻訳して以来、ドストエフスキー全集も十種以上刊行され多くの読者を獲得している。日本人によるドストエフスキー研究、批評も膨大な量を誇っている。その水準も低くない。しかしドストエフスキー文学におけるキリスト教並びにキリストを自分自身の実存に引きつけて論じたものはきわめて稀である。キリストを真っ正面から問題にして、真摯に対決し、その結果としてキリスト教を拒むなり受け入れたりするといった論功に出会うことはまずない。
例外的に吉村善夫の『ドストエフスキイ』があるが、彼はドストエフスキーのディオニュソス的精神の分裂のただ中に参入することを敢えて回避することでキリスト者となることを決断している。これは彼の真摯な思考の果ての実存的決断とも言えるもので、安易な批判的言辞をするつもりはまったくない。わたしはわたしなりに、キリストに対して真摯に向き合っているつもりである。
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エデンの南 清水正コーナー
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お勧め動画・池田大作氏の「人間革命」をとりあげ、ドストエフスキーの文学、ニーチェの永劫回帰・アポロン対ディオニュソス、ベルグソンの時間論などを踏まえながら
人間のあるべき姿を検証する。人道主義(ヒューマニズム)と宗教の問題。対話によって世界平和の実現とその維持は可能なのか。人道主義と一神教的絶対主義は握手することが可能なのか。三回に分けて発信していますがぜひ最後までご覧ください。
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「清水正研究」No.1が坂下ゼミから刊行されましたので紹介します。
令和三年度「文芸研究Ⅱ」坂下将人ゼミ
発行日 2021年12月3日
発行人 坂下将人 編集人 田嶋俊慶
発行所 日本大学芸術学部文芸学科 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
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