「清水正・批評の軌跡──ドストエフスキー生誕200周年に寄せて」展示会の感想を何回かにわたって紹介します。(連載11)
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「清水正・批評の軌跡──ドストエフスキー生誕200周年に寄せて」展示会の感想を何回かにわたって紹介します。(連載11)
【16】H・Y
芸術史料館に入室して、まずは所狭しと展示されている清水先生の著作の数々、複雑な模様のタペストリーかと見紛うような小さな文字で書かれた著作の目録に圧倒されました。その現代アートのような会場の光景は、先生が文章を書き続けてきた日々を送ってこられたのだということを、一瞬で分からせるものでした。自分には、そのような「私は書かなければならぬ」ということが、少しでもあるのだろうか、と思わされました。言葉を紡ぎだそうとする精神の運動。書くことは、生きることであり、自分のように書くことが見当たらないということは、主体的に生きることとはほど遠いのではないかと、惨めさも痛感しました。
自分の想いがうまく言葉にまとまらず、せっかく書いた文章を諦め、何度も書き直すもどかしさ。伝えずにはいられない感動を、たくさんの言葉から出発して、取捨選択しながら、より洗練された表現に近づけようとすること。その経験の蓄積は、自分の内面を深く耕していく行為そのものです。自分と自分との会話、すなわち、主体的な思考がなければ、人としての内的な成長もありえないのではないかと思わされたのでした。
自分は、清水先生の「宇宙」に飛び込んだばかりですが、少しずつでも、より豊かで意味のある言葉を紡ぎだそうと、繰り返し考えるような生き方ができればと思わされました。
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動画撮影は2021年9月8日・伊藤景
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