小林リズムの紙のむだづかい(連載587)

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。



人気ブログランキングへ←「人気ブログランキング」に参加しています。応援のクリックをお願いします。



上製本・294頁。定価1800円+税。装丁・森嶋則子




人気ブログランキングへ←「人気ブログランキング」に参加しています。応援のクリックをお願いします。



清水正ドストエフスキー論全集』第七巻。2014年7月31日刊行。D文学研究会発行・星雲社発売。A五判上製585頁。定価7000円+税

http://blog.with2.net/rank1955-0.html

清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税
http://blog.with2.net/rank1955-0.html
小林リズムの紙のむだづかい(連載587) 
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。



人気ブログランキングへ←「人気ブログランキング」に参加しています。応援のクリックをお願いします。



D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税



人気ブログランキングへ←「人気ブログランキング」に参加しています。応援のクリックをお願いします。



京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムの紙のむだづかい(連載587)





人気ブログランキングへ←「人気ブログランキング」に参加しています。応援のクリックをお願いします。



【忘れないこと】

 自宅でボジョレーを解禁して、焼き鳥やら野菜餃子やらカツサンドやらを食べ終えたあとに、友達が「まだ何か食べたい。コンビニ行きたい」と言い出すので夜中の1時半にふたりでパジャマを着たまま家を出た。彼女とは大学生のころにとあるイベントで知り合ってから意気投合した。家が近いこともあってよく会っていたけど、私の家に泊りにくるのは初めてだった。

 すでに2本ボトルをあけていたのに「まだ飲みたりない」とコンビにでお酒を買い、つけ麺を買い、何個も入っているプチシュークリームも買った。ふたりで缶チューハイを持って公園のブランコに乗って飲んだ。だんだん意識がぽやーっとして、ブランコの揺れもあって吐き気がこみあげてくる私の横で、友達は全力でブランコをこいでいた。落ちるんじゃないかというくらい。
「スピリチュアルとか自己啓発とかいろんなものがあって、そういうのを取り入れていけばきっとポジティブに明るく生きれるんだろうけど、あたしは真実を知りたい。隠したりねじまげたりしない事実を見たい」
 なんて家で飲んでいるときは真顔でそう話していたのに、無邪気に隣でブランコを全力疾走させている友達は純真で悩みなんてなさそうでとてもかわいかった。

 缶チューハイが冷たくて指先は冷えるし、ぐらぐらと酔いがまわってくるし、公園のベンチには得体の知れないおじいさんが寝ているし、その横でカップルらしきふたりがラブラブしているし、ちっとも絶景ではないのに、なぜか強烈に「今日のことは一生忘れないだろうなぁ」と思った。パジャマにムートンブーツというへんてこな恰好で、友達がシュークリームをいくつも地面にぶちまけるという奇行に走っている横で、パトロールしているパトカーが止まってこちらに向かってきそうな状態で、なぜかそう思った。

 ブランコを止めて上を向いたらオリオン座があった。なにこれ漫画みたい、なんて思っていたら、パトカーが止まり、友達が我に返ってブランコから降り、ふたりでダッシュして家に帰った。大人にもなって変なのって思いながらわけもわからないくらい楽しかった。私たちはひとりの時間が好きだし、それによって満たされたりもするけど、人と一緒に共有する幸せってこういうことなのかもしれないなぁと思った。

  

小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
http://ameblo.jp/nanto-kana/

twitter:@rizuko21
※肖像写真は本人の許可を得て撮影・掲載しています。無断転用は固くお断りいたします。




人気ブログランキングへ←「人気ブログランキング」に参加しています。応援のクリックをお願いします。