小林リズムの紙のむだづかい(連載565) 

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。



上製本・294頁。定価1800円+税。装丁・森嶋則子

清水正ドストエフスキー論全集』第七巻。2014年7月31日刊行。D文学研究会発行・星雲社発売。A五判上製585頁。定価7000円+税



清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載565) 
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムの紙のむだづかい(連載565)


【つまらない話とおもしろい話】

 




 男の人の話すもののなかで一番つまんない話って車の話だよね、という内容で友達と盛り上がったことがあった。その車がどのくらいの値段がしたかとか、その車にどうやってお金を払ったかとか、その車がどれほど知名度が高くて有名なものなのか、とか。本当、どうでもいい。あと、資産とか不動産を持っている話もどうでもいい。

 さらに友達は「ワインとかお酒の雑学を聞くのもつまんない」と言っていた。このワインは何年もので〜とか、名前の由来は〜とか、そういうのがどうでもいいらしい。私はそんな話をする人と出会ったことがないからわからないのだけど、確かにせっかく楽しく飲んでいるのに横でうんちくばかりを淡々と披露されても退屈だよな、なんて思った。そうなんですか〜なんて言いながらも、講演会とかセミナーに来ているわけじゃないんですけど、って内心毒づくと思う。

 とはいえ、私だってゴシップネタとか噂話とか、友達とはもりあがっても男性からみたらどうでもいい話ばかりする傾向があるので、人のことばかりは言えない。「女って本当、どうでもいい小さいスケールの世界の話しかしないよな」なんて言われても仕方ない。

 そんなこんなで友達との男性のツマラナイいじりをつまみ代わりに飲んでいたら、ふと友達が唐揚げをつまんでいた割り箸を止めて言った。
「でもさ、そういうの許せないっていうのは好きじゃないからで、好きな人がそういうことやってても許せるんだよね」
 唐揚げをタルタルソースにつけながら、ぱくっと一口で食べた友達を見ながら、確かにそうかもしれないな、と思った。初対面で親しくもない男性が、つらつらとワインとか車の話を話し込んでいれば苛々するけど、自分がいいと思っている相手がそういう話題を夢中でしていたら、逆にかわいいなと思う。もしかすると、おもしろいしもっと話している姿を見ていたい、とさえ思うかもしれない。巷で「※ただしイケメンにかぎる」とか言われるけど、本当にそれだ。だいたいの女の子はみんな「※ただし好きな人にかぎる」なのだ。

 だから、好きでない人がプライベートな時間で自分に興味のない話ばかりをしていればそれはどんなに意義のあることだとしても「つまらない話」になるし、その逆もしかり。ああやっぱり人間って、殊に女の子って自分中心で生きているのかもしれない。




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